リースがない状況で、TV番組「The Late Late Show」に招かれ、出演。そのままエルトン・ジョンが惚れ込み、彼のマネージメントと契約。そしてポール・ウェラーが気に入り、彼のサポートとして招待。それだけでなくノエル・ギャラガーやジェフ・ベック、ジェイク・バグなどが彼らのパフォーマンスを見にわざわざ足を運ぶ。あのマイルズ・ケインまでもが気に入って、いつでも連絡しろと、自分の電話番号を渡す。そしてそしてデイヴ・グロールがTVで「ザ・ストライプス」に関して語り、英NME誌がえらぶ今一番見たいバンドに選ばれる。

この夢のようなシンデレラストーリーを体現するティーンエイジ・ブルース・ロック・センセーションこそが、平均年齢16歳のザ・ストライプスである。しかしザ・ストライプスの演奏を見た人が最初にまず気づくのは、粗削りなリズム&ブルース・バンドのように呻き声や唸り声を上げながら、肩で風を切るような態度でステージに立つ彼らが、とてつもなく驚異的なライヴ・バンドということ。そしてチャック・ベリーやボー・ディドリーなどの筋金入りのブルースソングはひどく荒々しく書き換えられて演奏され、さらに彼らは毒っぽさも兼ね備えている。まさに紛れもない本物。

彼らの周りで吹き荒れている興奮の嵐をよそに、バンドは差し当たり地に足を着けたまま、現実的に物事を考えている。「音楽ビジネスの世界には、セレブ的な面に関連した、くだらないことが山ほどある。酒だのドラッグだの、そういったことがね。でも僕らは、音楽のそばにいるってことにしか興味がないんだ」とピート。「レコード会社と契約したりなんだりで、僕らは今ちょっと興味を持たれてるけど、たとえまだ契約がなかったとしても、僕らは今もキャヴァンで小さなライヴをやってたはずだよ」とジョシュ。「有名じゃなくたって構わないんだ —— 僕らはただ、リズム&ブルースを演りたいだけさ」

そんな彼らが何とデビュー前にして、早くも来日公演決定し、アッと言う間にソールドアウト。世界中が熱狂するなか4月10日(水)にリリースされる最新音源『ブルー・カラー・ジェーン』は絶対に聴くべし! 

The Strypes – You Can’t Judge A Book By The Cover

Release Information

2013.04.10 on sale!
Artist:Blue Collar Jane
Title:Blue Collar Jane
UICR-1102
¥1,500(tax incl.) 

Track List
1.Blue Collar Jane ブルー・カラー・ジェーン
2.What The People Don’t See ホワット・ザ・ピープル・ドント・シー
3.I Wish You Would(Billy Boy Arnold) アイ・ウィッシュ・ユー・ウッド(ビリー・ボーイ・アーノルドのカヴァー)
4.You Can’t Judge A Book By The Cover ユー・キャント・ジャッジ・ア・ブック・バイ・ザ・カヴァー(ウィリー・ディクソン作、ボ・ディドリーのカヴァー。ザ・ヤードバーズ、エリック・クラプトン、ザ・ローリング・ストーンズなどもカヴァー)
5.29 Ways(Willie Dixon) 29ウェイズ(ウィリー・ディクソンのカヴァー)
6.Leavin’ Here リーヴィン・ヒア(エディ・ホーランドのカヴァー。モーターヘッド、The Who,パール・ジャムなどもカヴァー。)
7.Got Love If You Want It アイ・ガット・ラヴ・イフ・ユー・ウォント・イット(スリム・ハーポのカヴァー、ザ・キンクスもカヴァー)