■イギリスで称賛されるサム・リー

【まとめ】喜劇役者など異色の経歴を経て伝統音楽にのめり込んだ! フォークの奇才、サム・リーに迫る music141118_sam-lee_4

『グラウンド・オブ・イッツ・オウン』ジャケット

2012年にリリースされた『グラウンド・オブ・イッツ・オウン』は、数年の構想を形にした彼のデビューアルバム。リリース後、英国・アイルランドで毎年最も優れたアルバムに送られるマーキュリー賞にノミネートされ、多くの現地メディアからも称賛された。リリース以降も精力的に活動を展開しており、<CAMP BESTIVAL>、<BOOMTOWN FAIR>、<END OF THE ROAD FESTIVAL>といった英国内で非常に人気の高いフェスに出演を重ね、独自の地位を築き上げたと言えるだろう。また同じフェス(BOOMTOWN FAIR)に出演したSmiley&The Underclassのメンバー(ドラム担当)も、彼の音楽について「普通のフォークではなくて、ホーンが他と違う空気を作っている。今流行のどこにでもいるようなフォークバンドと違って、ギグを通して楽しめるのが魅力」と語ってくれた。また彼らの演奏を観た観客も、「普通のフォークではなかった」というようなことを口にしており、昨今のフォーク回帰とは一味違う魅力を持っていることは間違いないだろう。

昨年マムフォード&サン(イギリス)がグラストンベリーのヘッドライナーを飾り、オブ・モンスターズ・アンド・メン(アイスランド)のヒット、さらにはフォークを取り入れたEDMで世界を制覇したアヴィーチーの活躍は記憶に新しい。明らかに「フォーク」が一つのテーマになっている音楽シーンにおいて、独特のスタイルでフォークの新しい形を見せてくれるサム・リーへの期待は高まるばかりだ。そんなサム・リーが12月に来日! 今世界で最も注目されている音楽家の今を是非体感して頂きたい。

(text by nekomeguro London

★朗報! サム・リーの2ndアルバムが12月17日(水)に世界に先駆け日本先行発売決定!
次回Qeticでは、ペンギン・カフェの「アーサー・ジェフス」をプロデューサー、ミックス・エンジニアにブライアン・イーノの片腕として活躍する才人「レオ・エイブラハムス」が参加した新作を深堀り&来日公演の見どころ・聴きどころについて紹介するので、そちらもお楽しみに!!

Event Information

サム・リー&フレンズ 来日公演2014
2014.12.05(金)@武蔵野市民文化会館 小ホール(with リアム・オ・メンリィ)
2014.12.06(土)@すみだトリフォニーホール(ケルティック・クリスマス)
2014.12.08(月)@京都 磔磔
2014.12.10(水)@渋谷クラブクアトロ(with リアム・オ・メンリィほか)
2014.12.11(木)@マウントレーニアホール シブヤ プレジャープレジャー(with 東野珠実、稲葉明徳〈雅楽奏者〉)
※東京文化発信プロジェクト事業の一環として実施
2014.12.12(金)@焼津文化会館 小ホール(with 上間綾乃)
2014.12.13(土)@所沢市民文化センター ミューズ キューブホール(with 上間綾乃)

Release Information

2014.12.17 on sale!
Artist:Sam Lee(サム・リー)
Title:The Fade In Time(ザ・フェイド・イン・タイム)
PLANKTON
VITO-122
¥2,300(+tax)

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