デビュー15年の集大成。至高のエレクトロニック・シンフォニーを構築

ビュー盤『メロディーA.M.』で一躍脚光を浴び、瞬く間に北欧を代表するダンス/エレクトロニカ・デュオとなったロイクソップ。日本においても、単独公演はソールドアウト、09年の<フジロック・フェスティバル>においてはホワイト・ステージのヘッドライナーとして圧巻のステージを披露するなど、高い人気を誇る彼ら。昨年末には、新曲“Running To The Sea”と“Something In My Heart”を発表。さらに5月には、以前より交流のあるスウェーデンを代表する女性シンガーソングライター、ロビンと共にユニット「Röyksopp&Robyn(ロイクソップ&ロビン)」を組み、ミニ・アルバム『Do It Again』をリリース。

イギリス、アメリカ、ドイツ、スウェーデン、オランダ、カナダ、そして日本でiTunesエレクトロニック・チャートで軒並み1位を記録し、10カ国を越える国でメインチャートでもトップ10に入るなど大ヒットを記録。また夏にかけておこなわれた同タイトルのジョイント・ツアーも完全ソールドアウトさせ、シーンの最前線へ華麗に復活を遂げた。そんな彼らが、このたび(オリジナル・フル・アルバムとしては)5年ぶり、5作目となる作品『The Inevitable End』を11月8日(土)にリリースする。また今作品が、ロイクソップとして最後のアルバム作品となることを宣言している。

「『The Inevitable End』では、歌詞の内容にも重きを置き、以前より陰鬱な主題を扱っている。「このありのままのアプローチが、とてもパーソナルで、誠実で、決定的なもののように感じるんだ」とメンバーのスヴェイン・ベルゲは語る。同じくメンバーのトルビョルン・ブラントンは「このアルバムは、これが僕らにとって最後の作品になるにも関わらず、古典的な感覚で作り上げたかった」と付け加えている。

5作品目を完成させた今、このデュオが描く未来は、彼らの音楽を、より実験的な形で人々と分かち合うことだと感じている。スヴェイン・ベルゲはこう説明する。「これが、伝統的なアルバムというフォーマットとのお別れの時だと感じてる」「僕らが発表した一連の作品の中で、言いたいこと言えたし、アルバムの形でやりたいことはできた。決して音楽制作を辞めるつもりはないけどね。でもアルバムというフォーマットで発表するものとしては、これが最後になる」

先行公開されている、ロビンとのコラボ盤にも入った楽曲のアルバム・ヴァージョンである“Monument(The Inevitable End Version)”も収録された全12曲+6曲入りボーナスディスク(日本盤はさらにボーナストラック付き)。すべて二人のセルフ・プロデュースで完成させたものであり、ゲスト・ヴォーカルには、ロビンの他に昨年発表した“Running To The Sea”のリミックスを手がけた英・ウェールズ出身のエレクトロ・デュオ、マン・ウィズアウト・カントリーのライアン・ジェイムス。こちらも昨年発表曲である“Something In My Heart”にもフィーチャー、総勢10名からなるパフォーマンス集団「ジ・イレプレッシブルズ」のリーダー的存在である、ジェイミー・イレプレッシブ。ビョークのバック・コーラスなども担当、ノルウェーの実力派女性シンガーであるスザンヌ・サンドフォーが参加。アートワークではスペイン・バルセロナを拠点に活動しているグラフィック・デザイナー、Arnau Piとコラボレーショトしている。

デビューして間もなく15年、絶えることなく革新を求め続けてきた彼らだからこそ具現化できた、至高のエレクトロニック・シンフォニーが響き渡る。ポップとユーフォリアを融合させた独特のエレクトリック・ワールドを展開して、世界を熱狂させ続けているロイクソップの二人が示した「避けられない終わり(The Inevitable End)」。2014年の締めくくり話題騒然必至のアルバムである。

『The Inevitable End』は、日本限定のボーナストラックを追加収録し、11月8日(土)にリリースされる。収録内容は、12曲入りDisc 1と日本限定のボーナストラックを含めた6曲入りのDisc 2。なおiTunesでは、アルバムを予約すると公開中の“Skulls”と“Monument(T.I.E. Version)”の2曲がいちはやくダウンロードできる。

Röyksopp -“Skulls(Preview)”

Release Information

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