ィアンジェロの約15年ぶりのアルバム・リリースという事件もあり、「インディー」という枠組みを超えて盛り上がりまくっているファンク/R&Bのシーン。殿下の秘蔵っ子=ジャネール・モネイの名を挙げるまでもなく、ブルーノ・マーズらと共にJBを再解釈したマーク・ロンソン、さらにはジェシー・ウェア、キンブラ、ハウ・トゥ・ドレス・ウェル……といった実力派は、近年、ブラック・コンテンポラリー的なサウンドを突き詰めることで新境地を開拓してきたと言っても過言ではないでしょう。

そんな潮流と見事にフィットしつつも、“孤高”とさえ呼べる天才的なクロスオーバー感覚を発揮しているのがUK出身のアダム・ベンブリッジことカインドネス。いよいよ彼が、自身初となる単独来日公演を今週3月26日(木)に行います。ひとりでも多くの読者に彼の素晴らしいパフォーマンスを見てほしいから、緊急特集を組みますよ。題して、「ボクらがカインドネスのライヴに行くっきゃない3つの理由」!

Kindness – “This Is Not About Us”

1.アルマーニもビシッと着こなす、Mr.ハイ・ファッションなルックスにご注目

まず、カインドネスの音楽に触れたことがない読者であっても、アダムの眉目秀麗なルックスには目を奪われるんじゃないでしょうか? 母親がインド人とだけあってエキゾチックで彫りの深い顔立ちと、身長191cmというモデル級のスタイルは全方位パーフェクトで、モードからサイケまでどんなファッションも難なく着こなしてしまいます(かつて日本のメンズ・ファッション誌『HUgE』の表紙を飾ったことも)。

昨年10月にはエンポリオ・アルマーニのミュージック・イベント<EMPORIO ARMANI SOUNDS>の東京公演出演のために来日し、そのスラっと伸びた長い手足と華麗なるマイクスタンドさばきが、「まるでマイケル・ジャクソンのようだ」と話題に。最近は<第57回グラミー賞>にノミネートされたホージアや、BBCの「Sound Of 2015」で2位にランクインしたジェームズ・ベイなど“長髪シンガーソングライター”のブームが来つつある(気がする)ので、ロンゲ男子が好きな女性陣もご注目を!

【今週開催】ボクらがKINDNESS(カインドネス)のライヴに行くっきゃない3つの理由 music150323_kindness_3

<EMPORIO ARMANI SOUNDS>ライブ写真

【今週開催】ボクらがKINDNESS(カインドネス)のライヴに行くっきゃない3つの理由 music150323_kindness_4

<EMPORIO ARMANI SOUNDS>ライブ写真

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