POPCONE LIVE!-DEVIL NO ID LAUNCH LIVE & UTOMARU ART EXHIBITION-
2016.09.12(MON)@渋谷WWW X
DEVIL NO ID/utomaru/TeddyLoid

9月21日にシングル“EVE -革命前夜-”でデビューする新人グループ、DEVIL NO IDが、9月12日、渋谷WWW Xでお披露目を兼ねた<POPCONE LIVE!>に出演した。DEVIL NO IDは沖縄のストリートから登場した10代の女の子3人によるダンスクルー。CDやDVDのリリースだけでなく、オリジナルストーリーによるコミックでも自分たちの世界観を同時発信していくことを宣言しており、その作画をはじめ、DEVIL NO IDのコンセプトビジュアルやスタイリングコンセプトを話題のイラストレーター「うとまる」が担当するということでデビュー前から高い関心を寄せられているグループだ。この日のライブ会場には《うとまる》の1日限りの展覧会も併設され、コミックの一部を先行公開。DEVIL NO IDがめざす独自のメディアミックスの形が早くも表現され、ポップカルチャーに敏感な若者が食い入るように作品を観賞していた。

ライブは、ファーストシングル“EVE -革命前夜-”をプロデュースしたTeddyLoidがオープニングでDJを務め、フロアを温めてからスタート。彼が退場すると真っ暗闇のステージにDEVIL NO IDの3人がどこからともなくフッと現れ、集まった観客を驚かす。1曲目は《ジェネレーション反抗期》という歌詞が強く印象に残るヒップホップ調のインスト。3人はトライバルなビートに合わせて力強いダンスを繰り広げ、「We Are DEVIL NO ID! from Far East!」というシャウトからデビュー曲“EVE -革命前夜-”になだれ込んでいった。

【ライブレポ】太古と現在 そして未来を繋ぐDEVIL NO ID、先鋭的でエッジーな世界観を披露 1fda616890042f2b9a8ac4553d756bf6

【ライブレポ】太古と現在 そして未来を繋ぐDEVIL NO ID、先鋭的でエッジーな世界観を披露 724a0597c7116f6a5b97fc2ba8529a9d-1

DEVIL NO IDの音楽性は、EDMやヒップホップ、ベースミュージックが基本。“EVE -革命前夜-”は、EDMとダブステップの要素を掛け合わせた玄人も唸るダンスミュージックでありながら、抜群にキャッチーなサビに耳を奪われるナンバーだ。続いて披露されたデビューシングルのカップリング曲“BANDANA”は、レゲエやトラップのエッセンスを採り入れたバウンシーなヒップホップトラック。途中、観客に自分たちの名前をコールさせたりしながら、とても10代とは思えない強靱なダンスパフォーマンスを繰り広げていく。

2曲を披露したあと、グループのまとめ役であるkarin(カリン)が「短い時間ですが、みなさん楽しんでくれたら最高です。今日は盛り上がりましょう!」と挨拶。テーマカラーが赤の彼女は繊細な歌声の持ち主で、ダンスも美しくしなやか。軽快な動きで魅せていく。テーマカラーが緑のhana(ハナ)は主に高音部のボーカルを担当。手足が長く、躍動感とダイナミックさを感じさせるダンスが特徴だ。テーマカラーが黄色のmion(ミオン)は“山椒は小粒でもぴりりと辛い”というタイプ。楽曲では主にラップを担当しているが、小学生とは思えないスキルを持ち、あどけなさとラフさが絶妙なバランスで共存しているところが魅力だ。

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karin(カリン)

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hana(ハナ)

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mion(ミオン)

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