“The best new german band”と注目されているGerman Post-Punk/Proto-Popバンド、Isolation Berlinのデビューアルバム『Und aus den Wolken tropft die Zeit』が2016年2月19日に〈Staatsakt〉レーベルよりリリースされた。

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バンドは2012年Tobias Bamborschke(vo,gt)と Max Bauer(gt, organ)によって結成。バンド名の由来は、結成当時、憂鬱な日々を送っていたTobiasの中にある孤独感や怒り、絶望といった感情をどうすれば表現できるのか、その方法を探す中で、“Isolation Berlin”を思いついた。その後、メンバーチェンジを繰り返し、2013年8月David Specht(ba)と Simeon Cöster(dr)を加えた現在の体制になる。

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1st EP『Aquarium』(2014年5月発売)はTobiasとMaxのみで制作。ドラムを除く全ての楽器パートを友人のミュージシャンの協力を得て、レコーディングされた。その後、ベルリンでライブ活動を開始し、2nd EP『Körper』(2015年3月発売)の発売をきっかけに、ホームであるベルリンを筆頭にバンドが広く知れ渡り、ファンを獲得。2016年2月19日にリリースされたデビューアルバム『Und aus den Wolken tropft die Zeit』は、発売前よりドイツの音楽メディアから幅広く高評価を得ている。

アルバムには、憧れ、絶望、怒りを描いた全12曲で構成されている。絶望的でもあるが、その中に希望もある。だが最終的にその希望も失い、血も涙も無い冷酷な心となってしまう。誰しもが陥りかねないこのような感情や人生、このアルバムは絶望の中から希望を見出す“Fahr Weg”で始まり、全てを諦めて何もかも放棄してしまう“Herz aus Stein”で終わる。まさにどこかの誰かの人生を切り取った1枚だ。歌詞はとても詩的で、ヘルマン・ヘッセやElse-Lasker Schülerといったドイツの詩人に影響を受け、音楽は60年代シャンソン風のポップからポストパンク、ノイズロック、メロディアスなポップミュージックといったテイストだ。(The Velvet Underground、Grauzone、Joy Division、The Smiths、My Bloody Valentineなど)現在、Isolation Berlin は“The best new German band”と呼ばれており、その飛ぶ鳥を落とす勢いに、ドイツの音楽シーン全体で話題となっている。 デビューアルバム発売後も、ドイツを中心としたツアーやライブ、<MELT!>や<Pop-Kultur>(Berghain 開催されるロックフェス)をはじめとする数々の音楽フェスへの参加など、今後も目が離せない。

Isolation Berlin – Fahr weg

RELEASE INFORMATION

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edit by Qetic
フォトグラファー:© Noel Richter/アルバムアートワーク:© Yannick Riemer