庭一樹の直木賞受賞作『私の男』。映像不可能と言われた本作が『海炭市叙景』『夏の終り』で知られる熊切和嘉監督によって映画化、6月14日(土)新宿ピカデリーほかにて全国公開される。物語は10歳で孤児となった少女・花が遠縁にあたる青年・淳悟に引き取られるところから始まる。孤独なふたりは、北海道紋別の田舎町で寄り添うように生活を送っていたが、ある事件をきっかけに歯車が狂いだす。身寄りがない2人の行く末とはーー。憂いと影を帯びながらも、どこか優雅な男「淳悟」を演じるのは、日本を代表する役者としてますますその演技と活動の幅を拡げている浅野忠信。昨年、俳優生活25周年を迎えた浅野は、「今までのキャリアをぶつけるのにこれ以上のものはなく、自分にしかできない役」という覚悟と意気込みで本作に挑んでいる。そして、孤児となり淳悟に引き取られる少女「花」を演じるのは、16歳にしてヴェネチア国際映画祭最優秀新人賞を受賞した二階堂ふみ。本作は、二階堂が18歳になるのを待ってクランクイン。自身も“運命の役”と語り、10代とは思えない妖艶さで、体当たりの演技を披露している。

今回Qeticでは映画公開に際し、花役を演じた二階堂ふみにインタビューを敢行。今作への特別な想いをはじめ、彼女の女優としての今後の展望など語ってくれた。

Interview:二階堂ふみ(『私の男』花役)

©2014「私の男」製作委員会

––––この作品への出演が決まったときの心境を今振り返ってみるといかがですか?

まず、第一に桜庭一樹先生の本は個人的にもずっと好きで読んでいたので、純粋に嬉しかったです。この映画の話を最初に聞いたのが2年ぐらい前。熊切監督と初めてお会いした時から「この人と絶対にご一緒したい」と思っていたので、念願の熊切組に関われることは何よりも興奮しました。出来上がった作品を観たときに自分の想像を遥かに超えるものがスクリーンに映されていたので、このタイミングで本作品に参加できて改めて本当に良かったなと思いました。

次ページ:役について全て理解しようみたいな気持ちはあまりないんです

Qetic編集部

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