——オーストラリアからは、シーアやお兄さんコンラッド・スーウェル(カイゴの“Firestone”でボーカルを担当)。クローブスという新人女性シンガーなど、多才な人たちが登場していますが、何か感じるところはありますか?

オーストラリアのシーンは最高! 才能のある人たちが大勢いるし、すごく格好いいアンダーグラウンド・シーンが今人気になりつつあるのよ。少しイギリスのような感じのね。オーストラリアのシーンからはすごく強力なサウンドが生まれていると思うわ。

——WWDがあなたのことを“オーストラリアからのアデルへの回答”と称賛していますが、それについてはどう思われましたか?

恐れ多いわ。彼女は驚嘆に値する人物。だから壮大なお世辞として受け取っているわ。私はずっとアデルのファンよ。

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——グレイスがアメリカに渡ったのは、やはりソウルミュージックをやるなら本場のアメリカで、という気持ちもあったのでしょうか? ちなみに現在の活動拠点はどちらですか?

アメリカに渡ったのは16歳のときね。アメリカの方がもっと可能性がある気がしたのと、マネージメント関係の拠点もアメリカだったからというのが理由ね。今まで自分が体験してきたこととあまりに違うものだから、最初は故郷から遠く離れていることに不安をもちろん感じていたわ。でも、今はこっちもホームって感じよ。今のところは西海岸が拠点ね。

——将来的にでもいいですが、こういうアルバムを作りたい、こういうアーティストになりたいという具体的な目標はありますか?

目標は、誠実で本物の音楽を作ること。音楽には感情を刺激する力があって、人々にいろいろな気持ちを抱かせることができる。たとえそれが喜びだろうが、悲しみだろうが、痛みだろうが、みんなの顔に浮かぶ満面の笑みだろうが、そのために私は生きているわ。世界中をまわってパフォーマンスしながら、それを達成できたら本当に嬉しいわね。ステージの上こそ「ホーム」って感じかな。

——今後、一緒に仕事をしてみたいアーティストがいれば教えてもらえますか?

私に最も大きな影響を与えてくれたアーティストのひとり、ローリン・ヒルと仕事ができたらと思うわ。あと、最近ではラッパーね。もちろんケンドリック・ラマー。それに、シーアとも一緒に何かできたら嬉しいわ。

——普段はどんな音楽を聴いていますか?

今でもシャーリーやアリサとか子供の頃から耳にしていた音楽を聴いているわ。でもそれ以外にも、エイミー・ワインハウスやローリン・ヒル、Nas、カニエ・ウエストなどのアーティスト、ヒップホップもよく聴いているわ。

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#legend

GRACEさん(@iamgrace)が投稿した写真 –

——日本については、興味を持っていること、知っていることはありますか? また、どのような印象を持っていますか?

日本にはとても魅力を感じるわ。ずっと行ってみたいって思っていたの。人々も食べ物も文化もとても素晴らしいんじゃないかな。もし訪れる機会があったら歴史的なものを見てみたいわね。神社やお寺や記念館を、たくさんこの眼で見たいと思っているのよ。

——日本のファンへメッセージをお願いします!

みんな大好き!! 応援してくれて本当にありがとう。みんなのサポートは、私にとってかけがえのないものよ。早く日本に行って、みんなに会いたいわ!!

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interview by 村上ひさし