――映画『リアル鬼ごっこ』のイメージソングを制作しましたが、その時の心境や制作で気を付けたことはありますか?

亀本 リアル鬼ごっこは小説や以前の映画も見ていて、ダークなSFというイメージがあったので暗くて強めなサウンドを求められていると思っていましたが、プロデューサーさんからいただいたメッセージは「疾走感のある明るい曲。」でした。映画はまだ全部完成していませんでしたが、少し拝見させていただいてからどういう曲を作るのかというミーティングがあって、その時にはこんな楽曲にしたいというイメージは湧いていました。

松尾 私もこういう曲というイメージがありましたが、蓋を開けたら亀と同じようなイメージを持っていましたし、そのイメージから「こことここを掛け合わせてみよう」というところも一緒でした。出演する役者さんも同世代で、台本を読んだ時にも自分のことのようにも思えたので、共感する中でイメージを感じ取ることができました。それに園子温さんは『リアル鬼ごっこ』という言葉だけでオリジナル脚本を作ったので、私たちも同じクリエイターとして題名は“リアル鬼ごっこ”にして挑戦をしました。題名は寄り添っていますが、しっかりと伝えたいことを表現できました。

GLIM SPANKY ‐ “リアル鬼ごっこ”MV -2015.5.17東京キネマ倶楽部Live –

――そして<フジロック>出演おめでとうございます!

松尾 関係者の方が昨年からライブに来てくれていたらしいので本当に嬉しいですね! 私たちはフェスに行ったことがないので、見るのも出るのも今年が人生初ロックフェスなのでとても楽しみですね。

――レッド・マーキーでは国内外音楽シーンを牽引しているアーティストさんたちも多く出演しますが、意気込みはありますか?

亀本 同じステージに出演する他のアーティストさんたちと僕たちが何か違うのかと考えても何も変わらないと思いますし、僕たちも日本を牽引します。まわりのことは気にしないです。なぜかよくわからない自信だけはあって(笑)。逆にそこが意気込みです!

松尾 良いライブしてやるぞ! と自分に対しての意気込みはありますね。ロックが好きな人が集まると思うので、今の時代に媚びないロックを鳴らしているバンドがいることを知ってほしいです。また国外の人が多いと聞いたのでどういう風に届くのかも楽しみです。

亀本 お客さんはどうフェスを楽しんでいて、音楽を楽しんでいるのか。まったくわからないので楽しみしかないですね。

松尾 まだ私たちは無名なので、あのラインナップの並びにGLIM SPANKYとあっても、「まず外人なのか日本人なのか?」ほとんどの人がそのくらいに思っているはずです。だけど誰も知らないからこその楽しさがあると思いますし、私たちもそこに出ていくことが面白いので、本当に<フジロック>は楽しみです! 

――リリース後の展開や、今後のGLIM SPANKYの展望などを教えて頂けますか?

松尾 今回のリリースツアーでは名古屋、大阪、東京とワンマンが3ヵ所あります。東京ではワンマンを2回経験しましたが、名古屋、大阪では初めてのワンマンになるので、東京以外でもロックを届けて、それが広がっていってほしい気持ちがあります。それと……今後のリリースツアーには海外公演を入れて、国も関係なく世の中に発信していきたいです。洋楽・邦楽とか関係なく音楽をワールドワイドに発信することを早く実現して、そこで日本語で挑戦したいですね。

亀本 そこは絶対に曲げたくないよね。

――最後にGLIM SPANKY 2人の夢はありますか?

亀本 やっぱり年代、性別、国も問わない普遍的で世界的な恰好良いロックスターになりたいですね。

松尾 音楽カルチャーは音だけじゃないしステージングや衣装、アートワークなどロックスターは見た目も大切だと思います。これからやりたいことがまだまだたくさんありすぎます。どこから手を付けようかという野望しかないです。

――最後といいつつ! インタビュー中ずっと思っていたのですが……本当に2人は仲がいいですね(笑)。

松尾 15歳から今年で9年目、家族みたいな存在ですね。

亀本 来年でもう10年。

――ふたりにとってお互いはどんな存在ですか?

亀本 僕はひとりが嫌いですが、他人と一緒にいるのは疲れます(笑)。だけどレミさんにはそうゆう感覚がまったくないですね。一緒にいて当たり前、一緒に音楽を作るのが自分のライフスタイル。他の選択肢は考えられないですね。それ以外に自分になにかあるかな……?いい意味でまったく気を遣わなくていいですし、曲を作っていてもお互い思っていることは全部言い合います。これ言ったら怒るかな? そういうことを考えることもないですね。

松尾 まったくそういうこと考えずに言い合えます。家族であり兄妹みたいな。昔は亀本先輩って呼んでましたし、敬語で話していましたよ。それが一緒にやっていくうちに壁がなくなって亀になりました(笑)。だけどGLIM SPANKYとして表現したいことがあるので、壁はなくしてぶつかり合わないといけないとおもいます。運命共同体ですね(笑)。

GLIM SPANKY ‐ “褒めろよ” MV

EVENT INFORMATION

GLIM SPANKY ライブ情報

2015.07.19(日)JOIN ALIVE 2015@北海道・いわみざわ公園
2015.07.25(土)FUJI ROCK FESTIVAL ’15@新潟県湯沢町苗場スキー場
2015.08.02(日)「SUNRISE JOURNEY」発売記念インストアイベント@タワーレコード梅田NU茶屋町店 イベントスペース
2015.08.05(水)梅田シャングリラ10周年大感謝祭 ライブハウス編@梅田シャングリラ
2015.08.08(土)「SUNRISE JOURNEY」発売記念インストアイベント@タワーレコード新宿店 7F イベントスペース
2015.08.12(水)SENDAI 69 FRONT vol.4@仙台darwin
2015.08.20(木)Livemasters Inc. presents “LMX2015”@新木場STUDIO COAST
2015.08.27(木)red cloth 12th ANNIVERSARY「TOP GEAR SHOW!! vs 奇天烈大発火!!」@新宿レッドクロス
2015.09.18(金)SUNRISE JOURNEY TOUR 2015@仙台LIVE HOUSE enn 2nd
2015.09.21(月)SUNRISE JOURNEY TOUR 2015@札幌COLONY
2015.09.23(水)SUNRISE JOURNEY TOUR 2015@京都磔磔
2015.09.24(木)SUNRISE JOURNEY TOUR 2015@高松TOONICE
2015.09.26(土)SUNRISE JOURNEY TOUR 2015@広島CAVE-BE
2015.09.27(日)SUNRISE JOURNEY TOUR 2015@福岡graf
2015.10.04(日)SUNRISE JOURNEY TOUR 2015@梅田シャングリラ
2015.10.11(日)SUNRISE JOURNEY TOUR 2015@名古屋CLUB UPSET
2015.10.17(土)SUNRISE JOURNEY TOUR 2015@赤坂BLITZ

詳細はこちら

RELEASE INFORMATION

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text by Mako Masaya