説や絵本、イラスト、ファッション、デザインなど、多分野にわたって活動する作家・イラストレーターのD[di:]さん。ミステリアスでスイート、かつ繊細で先鋭的な独特の世界観を持つ彼女に迫りました。そんな彼女が新作絵本『おふとんのくに』を発表。制作背景や秘話、作家自身が語る見どころなど、様々な話を聞いた。また様々な顔を持ち活動を続けるD[di:](ディー)さんの新たな挑戦と、今後の野望についても熱く語ってもらった。

Interview:D[di:]

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自身の身近な環境からストーリーが生まれた。新作絵本『おふとんのくに』ができるまで

――『おふとんのくに』はどういったきっかけから生まれたのでしょうか?

姪っ子が2人いるんですが、2人とも寝付きが悪くて、家族みんなで旅行とか行くと夜中にアンパンマンとか英語の歌を歌い続けたり、走り回ったり、ずっとふすまをガンガン蹴っていたり…、とにかくやんちゃで寝てくれない。で、次の日全員が睡眠不足…みたいな(笑)。てなかんじで、この本の構想は3年前くらいにできていて、その頃姪っ子たちは1、2歳。そんな姪っ子たちを寝かしつけるための物語があったらいいなという切実な(笑)想いからこの作品が生まれました。あと、私が小さい頃に、掛け布団カバーのちょうど中心が円状に開いているカバーあって、そのカバーと布団の間に入り込んで、ぐるぐる回って遊んでいたことがあったんです。カバーと布団の間の空間が違う世界にいける扉だと信じこんでて。実際はそのまま寝ちゃっていたんですけどね。その時のその1人遊びしてたときのとてつもないドキドキ感とか、お布団は楽しいっていう感覚とか、あんな素敵な世界はないっていうことを知ってほしくて描きました。そんな色々なきっかけが重なってこの本は、完成しました。

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――物語を読んでいて、言葉のリズムを感じました。言葉は意識されて選んでいるのでしょうか?

元々、小説とか長い文章を書く時もできあがったら、必ず音読をするようにしています。音読して、つっかえることがなければ読む時にリズム感を感じてスルスルと先に進みやすいと思うので。小説では韻を踏んだりルビを多用したりとレトリックを駆使してリズム感を出すなどもしてましたが、絵本は一番始めはお父さんお母さんなどまわりの大人が子供に読み聞かせをすることが多いと思うので、リズムはもちろん呼びかけや、「くぐって、くぐって〜どうなるのかな?」って次の展開を期待できるような言葉を意識して選ぶようにしました。

絵本って、あまりにも文章が長いと読み聞かせにはむいてないし、読んでるほうも子供も飽きちゃうから、だけど短い文章の中で伝えるところは伝えなきゃいけない。でもすでに絵で描いているものの説明になってもいけない、といろいろテクニックがいるんです。ただ、この物語は、ほとんど考え込まずに、きっかけも動機もはっきりしていたので、アイデア段階では、すっと書き終えることができました。

次ページ:【どういったプロセスで描かれているのか?】

Qetic編集部

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