段の生活・職場などで、トラブルを生まないために、波風立てないように身を殺して、心の扉をそっと閉ざして、周囲に合わせて生きてはございませんか? この世知辛い現代社会、そんなこともあるでしょう、そうでしょう・・・そ・こ・で! そんなあなたにピッタリな、サプリメントのように効く(聴く)痛快ダンス・ミュージックがございます! 日本人よ、7月10日(水)デビューした、肉食系女子ラップ・ユニットCharisma.com(カリスマドットコム)、『アイアイシンドローム』を聴けーー!

軽快で小気味よいMCいつかのラップは、SNS中毒者やマニュアル人間を切り、更にはメンヘラで同情を買う女性たちに中指を突き立てる。極めつけは「あのコになりたい そのコになりたい なれないから頑張りなさい」といったまさに核心を突く歌詞・・・そう、みんなが思っていたけれど、馴れ合いでごまかしながら、暗黙のうちにタブーにしていた事柄を、あえて彼女たちは歌にする。それもそのはず、彼女たちMCいつかとDJゴンチの正体は、ストレスと気苦労耐えない現役OL。それだけに絶大な共感を生み、Charisma.comは得てして時代が望んだ寵児となった。日常に潜むイライラを音楽というアートに昇華させ、ときにエッジーに、ときに躍動感たっぷりダンサブルに弾ける彼女たちの音楽が、非日常へ連れ出してくれるだけの作用も持っているのは、その一曲一曲が身近な物語で綴られていながらも、強い求心力たるエモーションがそこに働いているからだろう。「綺麗事はもうウンザリ。もっと自由に、もっと本気でぶつかろう」。彼女たちの音楽を聴いていると、そんなメッセージが伝わってくる。

時代のカリスマ、今まさにひっぱりだこな彼女たちにQeticはインタビューを敢行! 歌詞だけとると、毒舌で恐ろしそうな彼女たちですが・・・会ってみるとアレアレー?

Interview:Charisma.com

Charisma.com -“HATE”

――先鋭的なビートの上をある種観念的で皮肉ともとれる表現のオンパレードが、実に軽快に突っ走っていく感覚が痛快でした! Charisma.comというアーティスト名もキャッチーながら、考えさせる名前だと思いました。これは一体どこから取られたのでしょう!?

MCいつか えっと、実はあまり深くはなくて・・・。私のことを「カリスマ」と呼ぶシンガーの後輩がいて。私はその子のことをむしろカリスマだと思っていたんですけど。実は、その子もいれて、3人でグループを組もうと思っていたんですね。結局その子はやらないことになったんですが、そのときに結成したときに、どんどんかっこいい人と音楽をやりたいと思っていたので、グループ自体増えていけばいいなっていう思いで、ドットコムを後につけました。どういう事かというと、実は「ドットコム」の意味をカンパニーの事だと思っていて、それでドットコムにしたんです。今にして思うと、間違えちゃったなーって。そうして、間違えたまま、今に至る感じです(笑)。

――その後輩さんがいつかさんの事を「カリスマ」と呼ぶのには、何かしら、いつかさんにそういった要素があるからでは・・・?

MCいつか いや、そういうことでもないんじゃないですかね・・・今思うと、カリスマって呼ばれて「なにー?」って答えていたのが恥ずかしい!

――ハハ(笑)! 次はお二人の音楽的背景についてお聞きします。音楽のみならずアート全般でいいので、影響を受けたと思われる原体験のようなものがあったら、教えてください。

MCいつか 私は昔からJ-POPが好きで。中高の時から、チャゲアスとかミスチルとかそういったJ-POPものを聴いていて。それからも、聴くものはそういったものが多かったです。中高と、私たちダンス部で一緒だったんですけど、そのときに海外のヒップホップに触れたんですが、「ちょっと違うな」って思って、違う曲とかで踊っていたんですよ。で、大学入ってバンドを組んで歌を歌っていたんですけど、音がとれないのと、声量がないということで「埋もれるな」って思ったとこから、発声の仕方がたぶんラップっぽくなっていってしまって。それでメンバーに、「オマエのやってることはラップだ!」って言われて、そこで初めて「そうか」って気付くんですよ。ちょうどその時テレビでHeartsdalesやSoulhead、Bennie-Kが出初めていて、みんなでカラオケ行っても彼女たちの曲を歌っても、ラップの部分をみんな抜かして歌のところだけしか歌っていなかったんですよ。そこで、「これラップの部分も歌ったら美味しいでしょ!」って思ったんです。そこからまずラップをコピーをし始めて・・・っていうのが私のラップの始まりです。ラップを上手くなりたいと思ったところから、今の日本語ラップを聴くようになった感じですね。MIDICRONICAとか。

――なるほど!確かにエレクトロニックな印象もあるラップ・グループですもんね。では、ゴンチさんも教えていただいていいですか?

DJゴンチ 私たち中高が一緒なので、もう聴く音楽がほとんど一緒で、そういうJ-POP的なものから入ったんです。で、卒業してから留学に行ったんですけど、そこで初めて洋楽を聴きました(笑)。その前まではJ-POPしか聴いていなかったのが、そのときラジオで音楽聴くしか方法がなかったこともあったのと、英語覚えるにもその方が早かったんです。で、ずっとラジオを聴いていて、その当時で流行っていたものでよく聴いていたのは、ビヨンセやアッシャーですね。それから帰国したときに、わたしDJとか全くわかんなかったんですけど、いつかに「一人DJを立てたいからやらない?」って言われたのがきっかけで、で、なんかよくわからないけど、とりあえずやってみようと思ってすぐにCDJを買いました!ノリでOKしちゃってから、今に至る感じですね。

MCいつか (ゴンチが)何もやることなさそうだったので声をかけたんです(笑)。海外留学から帰ってきて、暇そうにしているところを「DJお願いしまーす」って。

――2人とも衝撃的な出来事があるというよりかは、流れでここまで辿りついてしまった感じですね。パフォーマンスに2人一緒の振り付けを入れてくるあたりなど、二人共ダンス部出身というルーツがあるからですね。

MCいつか というか、手持ち無沙汰ってのがありますね(笑)。私もテキトーに動いてはいるんですが、揃った動きをした方が面白いかなっていうのがあって。あれやろうこれやろうってリハーサルスタジオで練習してます。

――なるほど~。意外とヒップホップ・フィールドには、そうやって振り付けを意識しているアーティストはあんまりいないですもんね、2人がJ-POPを聴いてきたっていうのがよくわかります。ところで、プロフィールに「あなたのイライラは今、歌となる」っていうコピーが印象深かったんですが、制作のモチベーションの中に、そういったイライラ・・・つまりアンチ精神だとか、マジョリティに対する不満とかってどれぐらいありますか?

MCいつか ほぼ、そうですね(笑)。多分元々、考え方がマイノリティなのかわからないんですけど、「いいな」って思ってても、みんながいいって言うと、ぷいっとなってしまうタイプでして(笑)。皆さんが普段、周りの空気をうまく壊さないように心がけて言わないようなことを私は思うことが多いので、それをためて歌にしました。ま、寝たら忘れちゃうんですけど。

――最初に歌詞を見せてもらって、いつもゴンチさんはどう思ってますか?

DJゴンチ すごいこと言ってるなーこう突くのか! って。みんな思ってるけど、あんまり言わない事をはっきり言ってくれますね。

――たしかに、みんなが思っていることを代弁してCharisma.comは歌っているなって思う事がいっぱいあって。ちなみに歌詞がふってくるときって実際にそういう事があるときなんですか?

MCいつか それを目撃したときです(ニヤリ)。「アラアラ?」って思ったときに携帯に書き留めたりしています。で、いざ書こうと思ったときにそこから膨らませて曲を書くっていうスタイルで曲を書いています。

――うんうん、確かに絶妙なバランスだと思うんです。歌詞で結構毒を吐くのに清涼感があって聴いてて気持ちいいのは、どんな点に心がけているからでしょう?

MCいつか せめて、メロディーはキャッチーなものを心がけています。せめて!

★2人の性格は正反対?!
>>インタビュー、次ページに続く!!

Qetic編集部

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