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グッドデザイン賞受賞! 人間工学に基づいた女性のためのラブグッズ<ZINI>!
もしもしにっぽん

回のQeticライフコーナーでは、以前から編集部スタッフが気になっていたアイテムをご紹介いたします〜♪

その気になるアイテムとは、女性がもっと性をオープンに語りたくなる!? 現在、海外セレブをはじめ話題となりつつあるラブグッズ<ZINI(ジニー)>! 
近年は男性の味方<TENGA>などをはじめスタイリッシュかつ手に取りやすい「大人のおもちゃ」がちまたを賑わせていますよね。そのなかでも本日ご紹介する<ZINI>は、これからの未来における女性の性ライフをもっと豊かに、エキサイティングに。そして女性を内側から美しく! といったメッセージが込められた今までにない上質かつラグジュアリーなラブグッズなのです。

ZINI japanでは「ROAE」と「DEUX」の2モデルのみ取扱中(2011.11.30現在)

しかもこの<ZINI>は2010年に、世界三大デザイン賞「レッドドットデザイン賞」を授賞し、韓国の権威あるデザイン賞のひとつ「IFデザイン賞」を、そして優れたデザインの製品に与えられる「グッドデザイン賞」など数々の賞を授賞するなど、一見ラブグッズには見えないようなスタイリッシュなデザイン。しかもデザインが良いというだけでなく、工業デザイナーが開発を手掛けているだけあり人間工学に基づいた設計で作られたこだわりの製品なのですーっ!!

と、Qeticではなぜここまで「女性のおもちゃ」をこだわり抜いて開発しているのか!? が気になりすぎたので、実際に<ZINI>の企画開発にたずさわるTさんを直撃してきました。実はTさん、<TENGA>にも関わっていたといういわゆるアダルトグッズ・シーンにおけるキーパーソンということですね。
それでは<ZINI>とは一体!? そしてその魅力について語っていただきました。どうぞ!!

Interview:ZINI企画開発担当 T氏

ZINI「ROAR」

——早速、<ZINI>のベースについて教えてください!

<ZINI>は韓国で開発されているもので、プロデューサーはダニエル・リー(Daniel Rhie)さんという方。もともとダニエル氏が所属する会社の社長が日本のアダルトグッズを卸していたことがあって、そこでもっとこだわり抜いたものを作ってみようと考えて研究が始まり、<ZINI>というブランド化へ至ったのです。

——ふむふむ。ラブ・グッズ(バイブレーター)にはみえないスタイリッシュなデザインですが、デザイナーはどういった方々なんですか?

スウェーデンなどをはじめ、世界を含めてスタイリッシュなデザイン性高いラブグッズが出てきはじめました。そこで<ZINI>ではデザイン性と共により優れたフォルムにこだわろうと人間工学に基づいたデザイン開発を試みたわけです。デザイナーも車のデザインなどを手掛ける工業デザイナーを集めてチームを作って、そして実際に女性の声などのサンプリングと合わせて研究を重ねていったんです。工業デザイナーがつくりあげることで、より身体に合ったものをそして敢えてエロティックさを欠けさせた、日常的に部屋に置いておけるようなデザインとして完成できるようにこだわりましたね。

——なるほど、人間工学とはスゴいですね。<ZINI>のそもそものコンセプトはなんでしょうか?

<ZINI(ジニー)>という名前自体は、『アラジンと魔法のランプ』に出てくるランプの妖精が由来なんです。その意味は=「願いを叶える」というメッセージにも繋がってて。そこがいわゆるコンセプトになるのですが、セクシャルな気持ちって誰にでもあるもので、人生で必ず生き物にとって重要なものだと思うんです。でもその反面、特に女性においてはセクシャルなことをあまりオープンに語れるものではなかったり。誰にでも語っていかなきゃいけないということでは決して無いですが、こういった<ZINI>みたいな物をキッカケに女性同士がもっと性について語り合えるようになれたら良いなと思っていますね。

そして<ZINI>では女性一方だけでなく男性のためのものを開発し、両方にとって豊かなセクシャル・ライフを送れる製品の開発を目指しているんです。

ZINI「DEUX」

——確かに女性のグッズでオープンなものってないですよね。そこでいうと世間一般にオープンなイメージを持たれている<TENGA>のような展開、広がりを意識されていますか?

実は<TENGA>に当初たずさわっていたのですが、<TENGA>は、社会的貢献とか格好良さというシリアスな視点だけでなくどちらかというと親しみやすさを考えて、笑いに持っていったんです。製品の特徴的にもアナログなものでしたしね。
でも<ZINI>は実際に家電として認可されたクオリティ高い製品だったりして、目線をワンランク上に持っていきたいという意向があるのです。

けれどそのイメージを定着し浸透させるには、まだまだ課題だらけなんです。日本は性のカルチャーが充実しているだけあって逆にマーケットが成熟していないんです。例えば、規制が他の国より緩い分、アダルトグッズの作り手が製品に対しての姿勢が低かったり、製品の仕上げが雑だったりしても許されるというか。ここに関しては本当に日本が一番難しいかもしれないですね。

——そうなんですね〜。性カルチャーが充実している分、逆に難しいマーケットになるんですね。そこでやはり<ZINI>としてクオリティの高い部分を浸透させていくところが大きな課題となりますね。
ちなみに人間工学に基づいたデザインとは一体どういうことなんですかね!?

実際に女性が使ったときにいかに自然であるかの仮説を立てて設計して、それをデザインに落とし込むってことですね。ポイントは純粋に「女性にとってどの角度が一番なのか?」 でしたね。薬のテストじゃないですけれど、こういうものこそ実際の声をたくさん聞かなければいけないと思ったので。
角度について、女性50人以上の声と体験が基になっていたり。その中でのエピソードでいうと、「10時間使っても製品が熱くならない」というような声もあったり、面白いですよ。

あと開発先が韓国だと話しましたが、実は韓国ってすごく性に対してオープンな部分もあるんです。日本より制限があるからこそ、そこに対しての欲求も高いというか。アジアのなかでも法律は特に厳しい国じゃないですかね。だからこそ、開発者も仕上げまでキッチリと完成させることにこだわるわけです。

左:暗闇でも操作できるLEDライト搭載/右:S-SOLUTIONでより官能的な時間を楽しめる

——なるほど、深いですね。色々と<ZINI>について分かってきた気がします! 最後に、どんな人たちに<ZINI>を知ってもらい、使って欲しいですか?

それはもちろん多くの人たちに使って欲しいというのは絶対あります。
あとは今までとは違った視点で捉えてもらえたらと思います。例えば、見た目の良さに反応してくれるようなセンスの方々の手に渡って欲しいなと。「コレってなんだろう?」 と思ってくれる人たちから発信されることってあると思うし、そう感じた方々が自由な観点でこの<ZINI>を発信していってくれたら嬉しいです。

現在は、やっぱりこういうアダルトグッズを好きな人たちのコミュニティは閉鎖的すぎることが多いので。そのコミュニティだけで語り合うと、「男とは?女とは?」 という話からフェミニスト的発想が強くなりがちだったりするので。

そこで終わってしまうんじゃなくて、もっと何か別のシーンのもの、カルチャーと結びついていきたいんです。そうじゃないと日本での「性」カルチャーって結局なにも変わっていかないと思うので。女性同士でプレゼントし合えるとか、彼氏がプレゼントできるものにもなって欲しいし、そして「カッコいい」とか「デザインがいい」をキッカケに、実際に楽しいとか嬉しいっていう感情を持ってもらえたら一番ですね。

——「性」カルチャーを豊かに!! だから<ZINI>は美しいのですね。すごーく理解できました。<ZINI>企画開発担当のTさん、ありがとうございました!