ナダ、トロントで開催される<第39回トロント国際映画祭 (現地時間9月4日 – 9月14日)>の「ミッドナイト・マッドネス部門」に、園子温監督作品『TOKYO TRIBE』 (8⽉30日より日本公開)が正式出品されることが決定した。

<トロント国際映画祭>は、⽶米アカデミー賞の前哨戦といわれ世界から注目される北米最大の映画祭。最近では、<トロント映画祭>でワールドプレミア上映を行う作品も多く、開催時期が近い<ベネチア国際映画祭>より重要視され、世界各国のメディアや映画関係者が集まる。同映画祭は、1976年に創設されたノン・コンペティションの映画祭で「映画祭のなかの映画祭」と呼ばれ、主な賞として、審査員が決めるコンペ形式ではなく、映画祭に参加し上映作品を鑑賞した観客の投票によって決まる観客賞(ピープルズ・チョイス・アワード)がある。<トロント国際映画祭>のミッドナイト・ マッドネス部門は、その中でも“世界でもっとも熱い映画ファンが集う”といわれる部⾨。

昨年2013 年、園⼦温監督の『地獄でなぜ悪い』が同部門で、観客賞を受賞。園⼦温監督は2012年度も『希望の国』にてトロント国際映画祭の併設賞のひとつNETPAC賞(最優秀アジア映画賞)を受賞し、今年『TOKYO TRIBE』が賞を受賞すると3年連続トロント国際映画祭での受賞という快挙に!! 世界初のバトル・ラップ・ミュージカルの本作が、どんな評価をうけるのか!? TOKYO TRIBE旋風が、世界を席巻する!! なお、映画祭には、園⼦温監督自身も参加予定だ。

園⼦温監督(52)コメント
熱狂的な映画ファンが集まる部⾨門のオープニングで上映されるのは純粋に嬉しいです。この作品は、エンターテイメントに徹しました。この間、この作品にも出演している俳優の北村昭博君(LA在住、代表作『ムカデ⼈間』等)から、LA のバーで、⿊⼈のヒップホッパーたちが「日本でラップミュージカル映画が作られたらしい。日本に先を越されたなんてくやしい」 と話していたと聞きました。トロントには海外から参加する人も多いので、どんな反応がかえってくるのか非常に楽しみです。

Event Information

第39回トロント国際映画祭
2014.09.04(木)@Ryerson Theatre
部門:ミッドナイト・マッドネス部⾨・オープニング上映
時間:23:59〜(現地⽇程)

『TOKYO TRIBE』

8月30日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー!

脚本・監督:園子温、原作:井上三太
出演:鈴木亮平、YOUNG DAIS、清野菜名、佐藤隆太、染谷将太、窪塚洋介、竹内力
配給・宣伝:日活
©2014INOUE SANTA/TOKYO TRIBE FILM PARTNERS
宣伝:日活 映画配給チーム