リアム&ノエル・ギャラガーが製作総指揮を務め、バンド結成から、25万人を動員したネブワースでの公演までの軌跡を描くドキュメンタリーが『オアシス:スーパーソニック』のタイトルで、12月24日(土)より角川シネマ有楽町ほかで全国公開!

リアム&ノエル・ギャラガーと共に、『AMY エイミー』で第88回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞受賞のアシフ・カパディアが製作総指揮、『グアンタナモ、僕たちが見た真実』で2006年ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞したマット・ホワイトクロスがメガホンを取った。

本作は1991年、兄ノエルが弟リアムのバンドに加入してからの旅を描く。同じ部屋で育った兄弟がステージを共にしてから3年足らずでファースト・アルバム『Definitely Maybe』をリリース。イギリス音楽史上最速のスピードで売れたデビューアルバムとなった。その一年後、セカンド・アルバム『(What’s the Story) Morning Glory?』をリリース。当時ビートルズがもっていた英国のアルバム売上記録を更新(※現在はクイーン、ビートルズがさらに更新)。

その翌年96年のネブワースでの公演は、2日間の公演チケットに約260万人もの予約が殺到、最終的には2日間で25万人を集め、当時の野外コンサートとしての動員記録を更新した。結成からわずか5年で、全世界の音楽シーンの頂点にいたオアシス。しかしその頃すでに彼らの間には取り返しのつかないひびが入り始めていた。

バンドの中心であるリアム&ノエル兄弟に対する新たなインタビュー、バンドメンバーや関係者たちの証言、名曲の数々をとらえた貴重なライブ映像、更に膨大なアーカイヴ(写真・記録や資料)に前例のないレベルでアクセスを許可された本作の製作陣たちは、一部をアニメーションによって再現し、ありのままの彼らの物語を紡いでいく。そしてそこには常に、時代を象徴する名曲たちがあった。

マット・ホワイトクロス監督メッセージ

本作で私が意図することは、バンドの核心を掴むこと、そしてリアム&ノエル・ギャラガーの強烈な関係性を前面に押し出すことです。なぜならその切迫した衝突関係こそが、このバンドを魅力的にしている要素だからです。彼らのコンサートはいつもこれが最後かもしれないと思わせるようなものでした。その不安定さこそオアシスを作る要素であり、同時に究極的には破たんの原因となったのです。その態度、辛辣なユーモア、実直さ、そして彼らが象徴していた可能性の感覚。自分たちを信じる事だけで、彼らふたりは世界に立ち向かっていたのです。本作は彼らの音楽に関する映画です。壮大で快楽的、肯定的でメランコリック、そして時代を超越した彼らの楽曲に関する映画です。“ワンダーウォール”、“シャンペン・スーパーノヴァ”、“ロックンロール・スター”、“ドント・ルック・バック・イン・アンガー”。これらすべての忘れがたい名曲が勢ぞろいします。今こそ、世界中の人々が失ったものを思い出す時です。オアシスは永遠です。

オアシス:スーパーソニック

12月24日(土)より角川シネマ有楽町ほかで全国公開!

監督:マット・ホワイトクロス『グアンタナモ、僕たちが見た真実』
製作:フィオナ・ニールソン、ジェームズ・ゲイ=リース、サイモン・ハーフォン
製作総指揮:リアム・ギャラガー、ノエル・ギャラガー、アシフ・カパディア『AMY エイミー』、『アイルトン・セナ~音速の彼方へ』
編集:ポール・モナハン/音楽:ラエル・ジョーンズ/再レコーディングミキサー:リチャード・ディヴィ/
VFX&アニメ―ション:ザ・ブルワリー/ VFX&アニメ―ションスーパーバイザー:マーク・ナップトン/
ミュージックスーパーバイザー:イアン・クック、イアン・ニール
2016年/イギリス/英語/カラー/122分/配給:KADOKAWA
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