4月20日(土)から公開される『ヒステリア』。なんと本作で描かれるのは現代のラブライフにおいて広く愛用されているアダルトグッズ(=電動バイブレーター)の知られざる誕生秘話だ! 

私達の夜の生活をより充実させるための、あの“お役立ちアイテム”のルーツ、それは、ヒステリーに悩む女性たちを救うための画期的な医療用器具だった! 第二次産業革命真っ只中の19 世紀ロンドンで、若き医師モーティマー・グランビルがいかにして世界初の電動バイブレーターを作ったか。そして、このバイブレーターこそが当時、初めて特許を得た医療電気製品の一つであった。この物語は、これまで滅多に語られることのなかった驚きと赤面のエピソードを、痛快なテンポで爽やかに描いたヒューマン・ドラマだ。<アカデミー賞>ノミネート女優マギー・ギレンホールと英国の若手実力派俳優ヒュー・ダンシーが主演を務め、赤裸々なテーマを扱いつつも、非常に清涼感あふれる好感度の高い1 作となっている。

“性”を楽しむ事を罪とされ、過剰な性的抑圧に苦しんでいたこの時代の女性達に、「快楽の悦び」と「心の充足」をもたらした1人の医師の奮闘、それをきっかけに「自立への目覚め」と「性の解放」を遂げていく女性達の姿はが、私達に時代を越えた共感と清々しい感動を与えてくれるだろう!

STORY

1890 年英国ヴィクトリア王朝の最盛期。しかし巷では、①すぐに泣く②異常性欲③不感症④うつ病などなど様々な症状を引き起こす“ヒステリー”と呼ばれる女性特有の病気が蔓延していた。そんな悩める女性たちのために、婦人科の権威ダリンプル医師(ジョナサン・プライス)が考案した画期的な“マッサージ療法”は高い効果を発揮し、多くの女性が診療所の前に列を作るようになる。そこに、美男子で真面目すぎる若き医師グランビル(ヒュー・ダンシー)の登場により、ダリンプルの診療所はますます混み合うことに! しかし、ダリンプルの娘シャーロット(マギー・ギレンホール)はその医療行為を激しく非難し、2人を嫌悪していた。それでも日々ひたすらに“マッサージ治療”に明けくれるグランヴィルだったが、“治療”のしすぎで利き腕が使えなくなってしまい、あげく診療所もクビになってしまうのだ・・・

ヒステリア

2013年4月20日(土)、ヒューマントラストシネマ渋谷、有楽町スバル座、シネマート新宿ほか公開

監督:ターニャ・ウェクスラー
製作:サラ・カーティス、トレイシー・ベッカー
出演:マギー・ギレンホール『クレイジー・ハート』『ダークナイト』、ヒュー・ダンシー『ブラックホーク・ダウン』、ジョナサン・プライス『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ、フェリシティ・ジョーンズ『テンペスト』
配給:彩プロ
宣伝:エスパース・サロウ
(C)2010 Hysteria Films Limited, Arte France Cinema and By Alternative Pictures S.A.R.L.