『アーロと少年』

3月12日より全国ロードショー

春休みのファミリー向け映画の代表作になるであろう、ディズニーの最新作『アーロと少年』。それにしても日本語版主題歌となっているのは、まさかのKiroroの‘Best Friend’。我々からしたら「聴いただけで涙が出てしまう」程の名曲だが、小さい子たちは彼女らを全く知らないわけで、なんだか驚きというか、寂しさというか……。しかし世代を越えて感動し合えるものは、映画であっても音楽であっても、なんだって素晴らしいもの。“もしも”の世界で出会った少年と恐竜もきっと美しい友情をみせてくれるだろう。

監督:ピーター・ソーン
主演:レイモンド・オチョア

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『マジカル・ガール』

3月12日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー

スペイン人監督、カルロス・ベルムトの劇場デビュー作。予告編から突如流れる日本語のアイドルソングに驚いた人もいるのではないだろうか。そこからも伝わる予測不能な物語の展開に、映画批評家・町山智浩や園子温などにも絶賛され、新人監督の作品でありながらも、多くの映画ファンの注目を集めている。監督が日本のカルチャーに堪能な面も非常に興味深く、観客の想像力を存分に試す巧妙な構成に、監督の才能を感じずにはいられない。

監督:カルロス・ベルムト
主演:バルバラ・レニー

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『人生は小説よりも奇なり』

3月12日シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー

遂に、好きな人と共に生きていく「幸せ」を手に入れたはずなのに、目の前に降りかかるのは幾つもの問題……。「結婚=幸せ」という型を崩していくようなあらすじではあるが、同性愛でも異性間の恋愛でも、結婚には様々なトラブルは待ち受けているものなのだ。それを伝える本作は、「結婚って難しいもの」というより、「様々な問題があっても共に乗り越えられる人と結婚するべき」と前向きなアドバイスをしてくれているのではないのだろうか。

監督:アイラ・サックス
主演:ジョン・リスゴー

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それでは今週も映画三昧!

text by Mara