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ホセ・ジェイムズの魔法にかけられて。新作はフライング・ロータスとのコラボも話題!来日も間もなく!

Posted on 2010/02/02 火 14:17 Feature_Music

2007年、ホセ・ジェイムズというひとりのアーティストが突如、新世代ジャズ・ヴォーカリストとして音楽シーンへと名を挙げた。



ジャズの持つルーツ・ミュージックの深みある味にホセ・ジェイムズがアレンジを加えることにより、“ジャズ”というジャンルに新たに先鋭的な印象を与えたことは、海外の音楽シーンはもちろん、日本の音楽ファンにとっても相当なインパクトであった。


そんな大きな話題を呼んだデビューアルバム『The Dreamer』(07)から約2年の歳月を経てリリースする新作『BLACKMAGIC』は、デビュー時より劇的に変わっていったアーティストとしての真価を、その数年間の経験によってさらに練り上げ、一味も二味も違ったソウルが詰まっている。しっとりとしたグルーヴにムーディーで色っぽさ溢れる『BLACKMAGIC』は、「コミュニティー・アルバムである」と本人が語る。彼と親交が深いDJ、ジャイルス・ピータソンのコミュニティー繋がりであったり、日本からはDJ ミツ・ザ・ビーツ、ホセ自身が音源を渡したことをキッカケに、今LAで最もホットなトラック・メーカー、フライング・ロータスとのコラボも実現した。


「音楽を通して少しでも幸せを伝えたい」 
永遠の“ドリーマー”であるホセ・ジェイムズが魅せる甘やかな魔法に私たちは充足の時を得る。


2月3日にリリースを迎えるホセは、今月の10日~14日にかけてビルボードライブ東京&大阪公演で来日!また東京新宿タワーレコード 7F イベント・スペースでは、2月12日(金)の21:00から、なんと観覧フリーのアコースティックライブも予定しているとか。


そして今回Qeticでは、ホセ・ジェイムズとのインタビューが実現した。
彼がいかにスィートで愛に溢れる音楽人であるかを知れる素敵なインタビュー、必見です。



▼インタビュー:José James/ホセ・ジェイムス

●1stアルバム『The Dreamer』をリリース後、世界中をツアーでまわり、チコ・ハミルトン、ジュニア・マンスといった大御所勢との共演を果たすなどの飛躍を遂げましたが、この2~3年はあなたにとって激動の年だったのではないですか?一番大きく変化したことなどありましたら、具体的に教えてください。

前作『The Dreamer』の反響がすごく大きくて、ここ数年は本当に素晴らしかったよ。本当にアルバムをリリースするまではみんながどう受け取るかが全然分からなかった。色んな国でこんなにもサポートしてもらえたことがすごく感動的だった。だから僕のこの数年間で一番の大きな変化とは、様々なカルチャーから受け入れられたことだと思う。みんなが僕に与えてくれたものもとても大きくて、色んなリアクションや受け取り方がすごく刺激になった。アメリカ、ブラジル、日本、シンガポール…、沢山の国へ行ってみて実感したのが、国によってリアクションがすごく違うってこと。そういう刺激がこの『BLACKMAGIC』に繋がったんだと思う。今作は世界各国のプロデューサーを迎えていて、コラボレーションも色んなアーティストとしたんだ。だから「ミックス」の要素がたくさん入っているアルバムなんだよ。
一言でいうと「コミュニティー・アルバム」だと思う。内容が濃いだけに『The Dreamer』よりも制作には時間が長くかかってしまったけどね。完成までに2年近くかかったんじゃないかなぁ。いま全て振り返ってみると、本当に大きな変化があった数年だったと思う。


—日本だけ見ても大きな変化がありましたよね?

うん、本当にそう!今では日本とは特別に“縁”を感じているんだ。ソイル・アンド・ピンプ・セッションズ、J.A.M、DJミツ・ザ・ビーツ、JazzySportなど、日本のアーティスト勢と音楽で繋がれていることがとてもハッピーだよ。



●今作『BLACKMAGIC』にはフライング・ロータス、ムーディーマン、DJミツ・ザ・ビーツ、ベン・ウエストビーチなどジャンルを超えて驚くようなゲストが参加していますね。これはどういったプロセスを経て実現されたのでしょうか?

やっぱりジャイルス・ピータソンの影響だね。『The Dreamer』の時にジャイルスがほとんどのアーティストを紹介してくれたんだ。その後から多くのアーティストが一緒に仕事をしたいって言ってくれたり、リミックスをしてくれたりしてさ。ムーディーマンは「Desire」のリミックスをしてくれたことがきっかけでロンドンで会ったんだ。それとフライング・ロータスも『The Dreamer』が完成する間際にロンドンで出会って、その時に僕から彼に直接音源を渡してさ。こういう出会いを通して、すごく自然な形でコラボレーションが実現したんだと思う。そういったプロセスを経て「コミュニティー・アルバム」とも呼べる作品として完成されたんだ。


―ソイル・アンド・ピンプ・セッションズはジャイルスのレーベル、ブラウンズウッド経由での出会いだと思いますが、JazzySport陣との出会いのキッカケな何だったのですか?

日本に行った時に、JazzySportに遊びにいったんだ。あと、ロンドンでミツ・ザ・ビーツに会う機会があったんだ。みんな本当にとても温かい人達ですぐに意気投合したよ。



●この『BLACKMAGIC』は、聴けば聴くほど病みつきになる味わい、一曲一曲がジワジワとカラダに沁み込んでくるような作品に感じています。この作品を制作する際に、どんなテーマにこだわり、重要と考えて作りましたか?

ありがとう!マーヴィン・ゲイのアルバムで『I WANT YOU』という作品があるんだけど、そのアルバムにはすごく影響を受けているよ。フライング・ロータスとのトラックでは特にね。
他のアーティストとのコラボレーションも、まずはフライング・ロータスと一緒に「Visions of Violet」を作ったことがきっかけでどんどん広がっていったんだ。「Visions of Violet」はフライング・ロータスのアルバム『Los Angeles』のために書いたんだけど、結局アルバムには使用されなかったんだ。でも、それをしたことがキッカケで作りたいアルバムのいい方向性が見えてきたんだ。
だからとにかく一緒に作品を作り続けた。そして彼からもたくさん音源が送られて来た中で、まずは「Blackmagic」を固めていったんだ。音楽的には前作のようなボーカル・スタイルは合わないと思ったから、マーヴィン・ゲイのようにヴォーカルにレイヤーをつけるアプローチを試してみたんだ。そうしたら、それが結構いい感じでとてもいい作品に仕上げられたと思う。


—前作とはまた一味違ったアルバムだけど、しっかり“ホセ・ジェイスム”のインパクトは残ってますね。

ありがとう。僕も自信があるよ。『The Dreamer』に敬意を示したアルバムになったと思う。




●最近は、ブルックリンを離れ、イースト・ロンドンに移り住んだということですが、それには何かあなたを動かす出来事があったのでしょうか?

そう、イースト・ロンドンにいるんだ。ここにあとどれ位いるかは分からないけど、ヨーロッパで作品作りすることが多いし、バンドもこっちにいたから、引っ越して来た方が色々と便利なことが多くて。アルバムの制作もすごく長くかかってしまったから、レーベルの近くにいた方がいいと思ったんだ。


—「イギリスにインスパイアされたい!」といったような、感情的なものではなかったのですね。

んー、そうだね。でもやっぱりロンドンの環境はすごく好きかな。ここではリラックスした気持ちで音楽作りができる気がする。大きな街なのにね。ここで日々起きていることや、今クラブシーンで人気のダブステップも好きだし、新しい音楽を作るにはいい環境だと思う。


—ロンドンでもよくライブするのですか?

そうだね。<LONDON JAZZ FESTIVAL>にも出たし、よく<JAZZ CAFÉ>でもライブをしているよ。3月にもするんだけど、とても楽しみにしてるんだ。


—ロンドンのオーディエンスはニューヨークと違いますか?

なんとなくだけどロンドンの方が新しいアーティストを受け入れるオーディエンスが多い気がする。
ニューヨークは「もう聴いたことある!」「もう知ってる!」っていうスタンスが多かったりするんだけど、ロンドンはもっとオープンな感じがする。最近はビザが厳しくなっているから前ほどではないかもしれないけど、やっぱり世界のアーティストが多く集まって来る気がするんだ。アフリカからのアーティストとイギリスで出会うとすごく刺激的だよ。そういう意味でも、とてもいい音楽環境にある国だと思う。



●2月にはジャパン・ツアーとしてビルボードライブ、東京(2/13,14)&大阪(2/10,11)で来日しますね。
前作のリリース時にも、東京に2度の来日を果たしていましたね。ソイル・アンド・ピンプ・セッションズや、J.A.Mといった日本のバンドと共演も強く印象に残っています。
リリース前の初来日ライブで既に日本のオーディエンスにインパクトを与えてましたよね。日本の印象はどうでした?

そうそう、2007年のYELLOWでのライブが初来日だったよね。本当に素晴らしい経験だったよ。一緒に連れて来たバックバンドのピアニストが日本人だったから、それも良かったと思う。僕がショックを受けそうな日本の文化を事前に教えてくれていたから、あんまりショックを受けずに済んだしね(笑)。色んな場所に連れて行ってもらって本当に楽しかった。それとその時にバックバンドになってくれたJ.A.Mのメンバーのサポートが絶大なものだったから本当にありがたかったよ。
そしてあの時のオーディエンスのサポートが、僕は今でも忘れられないんだ。あんなに素直で愛に溢れているオーディエンスは、それまで経験したことなかったからね。無理矢理に見に来ている人が全くいない気がして、心から楽しんでいるんだなって思わせてくれるオーディエンスだった。だからこっちも思いっきり気持ちをぶつけることができて、すごく自由な気持ちになれたんだ。こっちから投げかけたものにちゃんとレスポンスを返してくれる人達ばかりだったからね。すごく美しかったな。今でもその気持ちが忘れられないから、日本に来る度に日本のオーディエンスにもっともっと何かを捧げたいと思ってしまう。僕とファンとの間には、壁がないって分かってるからね。



●今回のツアーは大阪にも行きますね。どんなライブにしたいと思っていますか?また、過去に世界中をまわってライブをしているホセですが、あなたにとって特別に印象に残っているライブはありますか?エピソードを聞かせてください。

一つを選ぶのは難しいけど、去年で一番印象に残っているのがパリでのショーかな。ジョン・コルトレーンへのトリビュート・ショーに参加したんだ。ツアーの最終日だったんだけど、パリでの歴史がすごくあるアーティストだったから、本当に素晴しいショーだった。そこに集まったミュージシャンもみんな権威ある人達ばかりだったよ。特にリチャード・スペイヴェンがカッコ良かった。幸運なことに今回2月のツアーでも彼と同行するんだ!




●アルバムから離れた質問になりますが、今回日本に来たらなにをしてみたい?(ライブ以外で)

初の大阪だから、それがとても楽しみだよ。みんなから楽しい場所って聞いているしね!
あと、渋谷に行ってレコードとスニーカー探しはしたい(笑)。知人のみんなにも会いたいし、CDショップとかでまたインストアライブをしてファンとも触れ合えるといいな。



●今後、あなたは音楽活動をすることで音楽ファンはもちろん、世の中へどんなことを一番に伝えていくことが重要だと考えていますか?

やっぱり自分自身が音楽を通して感じたことをみんなにも伝えたいな。
僕は、音楽を通して自分自身を見つめ直せたり、自分の周りの世界をもっと見つめることができるんだ。だから僕も自分の音楽を通して、そういう面でみんなをサポートできればいいなって思う。自分の周りの世界をより深く見つめる手助けになりたい。アーティストが音楽を通して自らの感情を伝えて、聞く人がそれに共感できて、それで人の気持ちを動かせたりすることがあるでしょ?スティービー・ワンダーみたいにさ。スティービーが誰かを愛する気持ちや黒人でいることへの喜びを歌にして世界中の人に広めて、それを聞いた人も自分が感じている気持ちとリンクさせて幸せな気分になる。たったそれだけのことかもしれない。けれど、それで聴いた人幸せな気分になって、素敵な一日を迎えられたりすると思うんだ。僕の音楽もそうであって欲しいと思ってる。やっぱり音楽ってどのカルチャーでも大きな存在だよね。僕は絶対に、音楽無しでは生きていけないなぁ(笑)。



●2010年今後のホセ・ジェイムスの活動を教えてもらえますか?

まさにJ.A.Mとの楽曲が完成したとこなんだ!あと、今年はたくさんツアーにも回ると思う。もしかしたらまた秋にもジョン・コルトレーンのツアーで日本に戻って来るチャンスがあるかもしれないよ。


—J.A.Mとまた楽曲を作ったんですね!これはどちらのアルバムに収録されるものなんですか?

ライブでのセッションもとても良かったので、すごく楽しみです。
J.A.Mのニューアルバムのために作ったんだ。イギリスと日本でのやり取りの中で完成した曲なんだ。
彼らとは信じているものが一緒だから、本当にいい友達だよ。



●最後に、あなたの夢はなんですか?

ここ数年でたくさん夢が叶った。中でも光栄に思えるのは、みんなにメッセージを伝える手段を築けたこと。だからこれからもそれを続けて行きたい。ほんのわずかな影響力かもしれないけど、愛あるメッセージを発信して、世界中のみんなに届けて行きたい。
そして同時に大切にしたいのは、ライブでも良いエネルギーを届けること。そういう僕の気持ちやエネルギーをみんなが受け止めていってくれることが何よりもの夢かな。


—日本のファンへメッセージをお願いします。

日本のファンには心から感謝しています。みんなの応援や情熱が音楽を作ることへの原動力になっているし、本当に僕自身に影響を与えてくれているんだ。だから本当にありがとう。2月に会えることを楽しみにしているよ!


▼PV:DJ Mitsu the Beats “Promise In Love feat. José James”



▼リリース詳細

2010.2.3 on sale!!
Artist : José James (ホセ・ジェイムズ)
Title : BLACKMAGIC (ブラックマジック)
Label : Brownswood Recordings / Beat Records
Cat No. : BRC236
Price : ¥2,200 (tax/in)
※日本語解説付き、日本盤ボーナストラック2曲収録
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●マイスペース:www.myspace.com/josejamesquartet
●レーベルHP:www.beatink.com/top/index.html


▼来日詳細

ホセ・ジェイムス
~BLACKMAGIC Japan Tour~
2010.2.13 & 14 Billboard Live TOKYO  
2010.2.10 &11  Billboard Live OSAKA  

ビルボードライブ東京

メンバー:
ホセ・ジェームズ(Vocals)
ジョーダナ・デ ラブリー(Guest Vocals)
グラント・ウィンザー(Keyboards)
ニール・チャールズ(Electric Bass)
リチャード・スペイヴェン(Drums)


▼関連カタログ

The Dreamer[日本語解説・対訳・ボーナストラック付き国内盤]Artist: José James
Title: The Dreamer

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Brownswood Bubblers Four compiled by Gilles Peterson[解説付き日本盤]Artist: V.A.
Title: Brownswood Bubblers Four compiled by Gilles Peterson

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2 Responses to “ホセ・ジェイムズの魔法にかけられて。新作はフライング・ロータスとのコラボも話題!来日も間もなく!”
  1. Qetic より:

    ホセ・ジェイムズの魔法にかけられて。新作はフライング・ロータスとのコラボ… – http://tinyurl.com/yfv5vo6

  2. Qetic より:

    ホセかっこよかー!記事作りながら目がハートになってしまった・・。もちろんインタビューも必見ですよ~ http://tinyurl.com/yfv5vo6