長の砌、菊の薫る季節となりましたが、みなさまに於かれましてはますますご健勝にてお過ごしのこととお喜び申し上げます。

さて、今回は読書の秋ということで「読書家に捧げるレシピ」を紹介致します。

それは「じゃがいものポタージュ」です。

本を読みながら何かを食べる時(本当は行儀が悪いですが…)、片手で本を持ち、片手で食べ物を持ちます。

食べ物に直接触れると、手が汚れ、本が汚れ、また、サンドイッチや、おにぎりの様なものだと、一つに集中しながら、もう一つ何かをするというのは難しいことのようで、本に集中するあまり服を汚してしまいます。

そこで、カップスープという答えに行き着きます。

カップスープなら、口にカップを運んで啜るだけで、手も汚れなければ服も汚れません。

しかし、スープだけでは口は潤んでも、腹は満たせれません。

そこで、食べごたえのあるスープを考えました。

普通のポタージュの様にブイヨンで煮込んだスープを裏ごししたものを牛乳などを加えて引き伸ばしたものではなく、コンソメ味のマッシュポテトに生クリームを加えより濃厚にしてみました。

また、食べごたえという意味で厚切りのベーコン添えました。

お気に入りの一冊と共にお楽しみ下さい。

最後に、繰り返しになってしまいますが、料理というものは、条件、環境、様々な要因によって変化します。◯◯を△△グラム、××分加熱するなんてレシピは融通が効かない堅苦しいものでしかありません。そこで、「〇〇へ捧げるレシピ」では、大まかな流れを説明するのみで、読者のみなさまが、アレンジを加えやすいようにさせて頂きました。

下記にレシピをまとめさせて頂きましたので、ご参照下さい。

読書家に捧げるレシピ:じゃがいものポタージュ

材料(2人前)
じゃがいも…2玉
玉ねぎ…1玉
バター…30g
生クリーム…200cc
顆粒コンソメ…10g
ベーコン(厚切り)…100g
黒胡椒…適量
パセリ…適量

手順
①じゃがいもの皮を剥き、乱切りにし、500ccの沸騰したお湯に5gの顆粒コンソメを加え20分間、茹でる。
②玉ねぎをみじん切りにし、バターと一緒に電子レンジ(800w)で3分加熱し、フライパンできつね色になるまで茹でる。
③湯切りをしたじゃがいもを潰しペースト状にする。(この潰し加減で喉越しが決まるので、しっかり潰す)
④②と③に顆粒コンソメ5gを加え良く混ぜあわせ、弱火で加熱しながら、生クリームを徐々に加える。
⑤ベーコンを一口大に切って、電子トースターで焼く。
⑥④をカップに注ぎ、ベーコン、黒胡椒、パセリを添え完成。

※ちなみに、ポタージュはフランス語でスープを全般を指す言葉で、ポタージュスープと言うと、「汁もの汁もの」になってしまう。サハラ砂漠を日本語にすると「砂漠砂漠」になってしまうのに似ている。

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岡村飛龍
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