よいよフジロック開幕! 前夜祭組は既に会場入りし、週末組は仕事や勉強が手についていない状況かと思われますが、あと数時間後にはもち豚と冷えたビールが待っているので、しばらく耐え忍んでください(ちなみに筆者は現在海外在住で今年はフジロックには参加することができず、とにかくフジロックの良き思い出を振り返って、一人でタイムラインを見ながらエアー苗場を楽しんでいます)。

フジロックは世界一クリーン

「フジロックの良さ」なんて挙げるとキリがないが、海外フェスと比較したときに、圧倒的に優れているのが「会場の清潔感」。来日したアーティストが「フジロックは世界一クリーン」「ビューティフル!」なんてコメントしていることよく見かけるが、実際に海外フェスを渡り歩いていると、身を持ってそれを痛感する。というわけで今回はそんな驚きの海外フェスゴミ事情をご紹介。日本が誇る世界一クリーンでピースフルなフェス<フジロック>を、来日したアーティストに、さらには世界中の音楽ファンに見せつけて欲しい。

なぜ海外フェスはゴミだらけ?

①そもそもゴミ箱が少ない

@グラストンベリー Field of Avalon

まず日本のフェスに比べて海外フェスはゴミ箱の数が圧倒的に少ない。数が少ないので、ゴミ箱があってもすぐこのような状態になることもしばしば。加えて分別の意識も低いので、結果写真のような状態に。

②「業者やスタッフがやる仕事」という発想

@ロンドンSOHOレコードストアストアデイ

「ゴミを拾う係(仕事)の人がいる」という考え方による影響も大きい。先日のワールドカップの際にも日本人サポーターがゴミ拾いをしたことが絶賛される一方、「業者の仕事を奪う」というような意見もネット上で話題になっていた。もちろん「文化の違い」と片付けてしまうのは簡単だが、「ゴミを捨てることで誰かの仕事を生んでいる」というような発想は頂けない。もう少しちゃんとしたことで誰かの仕事を生んでください。

③アウトドア文化がいい意味でも悪い意味でも浸透している

@ラティテュード キャンプサイト

アウトドアグッズ(テントや椅子はもちろん枕まで)が現地で購入できるので、日本より気軽にアウトドアを楽しむ文化が浸透していると言える。それゆえ、現地購入&廃棄という来場者もかなり多く、ゴミとしてそのまま置き去りにするというようなことも。

ルール破ってもマナーは守れ

@Field Day London メインステージ

いくつかゴミだらけになる理由を挙げてみたが、結局のところ一番の理由は「周りも捨てているし、まあいいか」ということに尽きる。もちろん海外フェスの雰囲気は大好きだし、何度もその光景を見ていると慣れてしまう自分もいるが、単純にゴミが邪魔で歩きにくかったり、ライブ中にペットボトルを踏みつけて転びそうになったりする瞬間に、ふと日本のフェス(特にフジロック)のクリーンさを思い出して懐かしさとともに誇らしさを覚える。海外フェスにたくさん参加しても「フジロックは世界に誇れるフェスティバル」だと断言できる理由のひとつが「会場の美しさ」、そして参加者のマナーの良さだ。「ロック」と「マナー」なんて似つかわしくない?そんなはずはない。だって日本が誇るロックスター(今年もフジロックに出演)もこう言っているのだから。

「ルール破ってもマナーは守れ」by 甲本ヒロト

というわけで、マナーを守って、世界一クリーンなフジロックで夢のような3日間をお楽しみください。(クロマニヨンズは土曜17時半グリーンステージ!)

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