ロンドンではレギュラーパーティーのオーガナイズ、アムステルダムではレーベルを発足、現在は東京とベルリンに活動拠点を置く、ヨーロッパ発日本人レーベルという希少な〈Sound Of Vast〉をフィーチャー。どこまでもアクティブな若きオーナーKnock氏が語る。

Sound Of Vast〉は、日本人主宰レーベルでは初となる<Rush Hour>ディストリビューションと提携を結び、2013年の<ADE (Amsterdam Dance Event) >では、日本人オーガナイザー唯一となるオフィシャルパーティーを開催するなど、レーベル設立から短期間で一気に駆け上がってきたレーベルである。

ロンドン、アムステルダムは才能あるアーティストと音楽に溢れている街であるが、外国人である日本人が何か始めるという点では、どんな分野においても想定外の苦労が付き物であるが、Knock氏はどうだったのだろうか。

ヨーロッパ発日本人レーベル<Sound Of Vast>に注目!! knock-submit-14

ヨーロッパ発日本人レーベル<Sound Of Vast>に注目!! knock-submit-26

ロンドンでマンスリーでパーティーをやっていた時に、横の繋がりをどんどん作っていきました。アムステルダムに移ったのは、もともとプライベートでよく遊びに来ていて、すごく好きな街だったんです。<Rush Hour>にも必ず寄っていたし、アムステルダムで初めて行ったフェスが<ADE>だったんですけど、その時行った「Trouw 」の衝撃はいまだに忘れられないですね。<Sound Of Vast>はベルリン在住ののDJ/プロデューサーRed Pig Flowerと始めたんですけど、やっぱり拠点が変わるとパーティーを継続するのは大変で、彼女と話し合って、拠点を変えても続けていられるレーベルを2014年にスタートしました。

フォーマットはヴァイナルとデジタルのみ。ジャンルはシカゴハウスだけ、テック、ミニマルハウスだけといった偏ったカテゴライズではなく、“ハウス”という軸だけ決めて、あとはフィーリングで自然にリリースするのが〈Sound Of Vast〉のやり方。絶対に決めていることは、“アーティストに直接会うこと”。これが出来ないアーティストとは、どんなに有名でも契約は結ばない。記念すべきファーストリリースとなった若干23歳の才気溢れるルーマニア人アーティストEgal 3も、ロンドンや東京のパーティーに招聘していた。

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