突然ですが、皆さん最近ギタってますか?? いや〜、今年も何かとギタる季節になってきましたね。僕はどうかって? 答えは……オー……マイ……アンド……ガーファンクル!!

という事で、前段でだいぶお気づきかと思いますが、先日、田口隆祐が扮する苦節20年の演歌歌手、道標明(みちしるべあきら)さんにインタビューさせて頂きました。カードゲーム『キング オブ プロレスリング』のGM(ゼネラルマネージャー兼ギタリマスター)としても活躍中の道標さん。歌だけでなく作詞もご自身でこなすという多彩な才能に迫りました。僕と道標さんが机を挟んで並んだ時のシュールな違和感がハンパないですが、相変わらずユーモアたっぷりのご回答をどうぞご覧ください。

Interview:道標明(田口隆祐)

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——まずは、7月27日(水)のリリース、おめでとうございます。苦節20年の演歌道を歩んでこられて、この度リリースを迎えるにあたり率直な感想をお聞かせください。

ただのカラオケ好きがCDを出しちゃっていいのかなというのがまずは率直な感想ですね。僕って元々は歌がすごく苦手だったんです。プロレスの世界に入ってからは地方をまわっている際、よく先輩にスナックに連れて行かれてカラオケを歌わせられることが多かったんで、だんだん歌うことが好きになっていきました。若手の頃は坂口征二さんに「1曲ずつ歌え」と言われて、その時ちょうどヴィレッジ・シンガーズの偽物がワイドショーで話題になってて。それで“亜麻色の髪の乙女”を歌ってみたら評判が良かったんです。それをきっかけに歌が好きになって、よく1人カラオケによく行くようになりました(笑)。

——今回はまさに田口さん節の作詞をご自身で担当されていますが、今回の歌詞への思いなどはありますか?

もう詞を見て頂けるとわかるんですが、なんのこっちゃ分からない歌詞になっています(笑)。最近歳をとったせいもありまして、なかなか色々と思い出せなくなっているので、最後の一文に「思い出したい」という気持ちを込めました。そのひと言をただ伝えたかったというか、要するに物忘れが多い自分に対してしっかりしろ、という歌詞ですね。

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——初めてのレコーディグを終えていよいよリリースとなったわけですが、レコーディングで苦労したことやレコーディング秘話がありましたら教えてください。

はじめは完全に探り探りだったんですが、「とりあえず歌ってみましょう」と言われて歌って、じゃあ本番ってなったんです。苦労とか緊張とかする間もなく終わった感じでしたね。カラオケしに行った感じでリラックスして歌えました。

——プロレスラーの先輩方の中にも歌がうまいと有名なキラー・カーンさんや木村健悟さんとか、歌がうまいかはわからないですが藤波辰巳さんなど、歌でデビューされている方が何人もいますが。道標明さんがアドバイスをもらったり目標とされる方はいらっしゃいますか?

特にアドバイスというのはなかったんですが、昔、木村健悟さんと食事に行った時に歌を聞かせて頂いたことがあるんですが、木村さんは抜群に上手かったですね。昔から地方のスナックで歌うことが多かったので、流行りの歌というよりは演歌を歌った方が盛り上がるし、自分も歌いやすかったので演歌ばかり歌っていたんです。それもあり、今回のデビュー曲「みちしるべ」もすごく歌いやすかったですね。

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