みなさん、先日の<新日本プロレスBEST OF THE SUPER Jr.>の大会観ました!? いやー、素晴らしい大会でしたね。優勝したKUSIDA選手、本当におめでとうございます。そんな素晴らしかった大会の歴史的な決勝戦を繰り返し見つつ、今日はコラムを書いています。

僕がすごく好きな技の1つに「飛びつき腕ひしぎ逆十字固め」という技があります。子供の頃は、よくこの技を友達相手に練習して怒られていました。その名の通り相手に飛びついて巧く腕ひしぎ逆十字固めに持っていく技なんですが、それを得意技とする選手は技の入り方が美しく、いつも見入ってしまいます。代表的な選手で言うと、中邑真輔やケンドー・カシンでしょうか。言葉で説明してもなかなか伝わらないと思うので、まずはカシンの芸術的な技を集めた特集動画をご覧ください。

ケンドー・カ・シン 技集

コラムの中での流れってとても大切なので、今日はこの流れのままケンドー・カシンでボンバイエしましょう。カシンという選手は本当に戦いのセンスを持った選手なのですが、これまた独特な世界を持つくせ者でして、自分から握手を求めておいて相手が応じると拒否したり、試合中味方にも文句を言い始めたり。グレート・ムタと同様、戦う相手もタッグパートナーもとてもやりにくそうに試合を運んでいました。ただ、毎回観客も周りの選手も度胆を抜かれる発想を持っているので、僕はカシンワールドが大好きでした。そんなカシンがNOAHマットにあがった時の素敵な試合がありましたのでご覧ください。この試合でもカシンワールド全開。味方も敵も、トップレスラー達がカシンに翻弄されていました。

NOAH 10.07.2004 – Naomichi Marufuji & KENTA vs Takashi Sugiura & Kendo Kashin

せっかく勝ち取ったチャンピオンベルトを捨てたり、優勝トロフィーを壊したり、賞状をやぶったり。カシンは「問題児」として人気を集めました。ただ、どんな試合にも戦いのセンスは健在。打撃・投げ技・関節技など、レスラーそれぞれで得意な技ジャンルがあったりしますが、カシンは全体的にバランスのとれたレスラーだった気がします。そんなセンスをかわれてか、カシンは総合格闘技のリングにも時々登場していました。2000年12月、プロレスルールではありますが、桜庭和志と戦った試合がありますのでご覧ください。この試合、カシンは負けてしまうのですが、カシンらしく負け方も斬新でした。

Kazushi Sakuraba vs Kendo Kashin

独特のカシンワールドいかがでしたでしょうか。これから夏に向けて、各団体も熱い大会やツアーが予定されていますので、みなさんも是非、夏より熱いプロレス会場へ足を運んでみてくださいね。次回もお楽しみに、それでは。

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※上記画像は動画をスクリーンキャプチャしたものになります。