Posted on 2009/09/30 水 10:35 Music |
複雑な音と音を掛け合わせた、メッセージ性を感じる高度な表現が印象的なこのユニット“ミスコーナー・ルークトーション”。06年、フジテレビ「FACTORY」にてeastern youthの強力な推薦を受け、eastern youth 、ZAZEN BOYSと共に共演したことから全国的に注目を受けた彼らは、北海道は旭川が生んだ独特なスタイルを貫き通す異端のユニットである。ハイセンスな音楽ファンを裏切ることなく新作も衝撃的な彼らの音世界を魅せてくれている。
今作では彼らが敬愛する4人のアーティストがヴォーカルとして参加している。アルバム冒頭からのその4曲はまるで物語を脳裏に描かせるような展開をみせる。そして5曲目以降は彼らの実力がどれだけ高いものかを突き付けられるような素晴らしいトラックが続き、ジャンルを超えた音のフルコースに思わず時間を忘れて陶酔してしまう。




その楽曲の秀逸さから、歌をフューチャーしてみては…というかねてからの周囲の声とメンバーの願望が今回遂に実現した今作。ミスコーナー・ルークトーションが敬愛するヴォーカリストそれぞれのイメージで楽曲を書き下ろし、彼らのラブコールを受けたアーティスト達が、完成済みのトラックに詞/メロディを作りヴォーカルを乗せるという、互いに初の試みとなる制作作業が行われた。
ただのバックトラックにはなり得ないmiscornerの複雑なトラックに、参加アーティスト4組共がさすがの表現力で独自の魅力を発揮。両者が個性を主張し合いつつも、不思議と曲の世界が完成されているのは、互いの音楽的感性が融合したからであろう。
詞の世界も相まって、どの曲も驚く程ドラマティックでエモーショナル!
4曲の流れはまるで短編小説集の様な趣だ。
楽曲のクールさが際立つ別mixのインストオリジナルバージョンには、彼らなりのヴィジョンから、ヴォーカル・バージョンとは違うタイトルが付けられている。
シリアスで美しく繊細な旋律に、緻密に散りばめられたあらゆる音たちが踊り、ツインドラムが生々しく暴れる音像は、聴き手の想像力を強く掻き立てる。刺激的ながら心地良い不思議な音の魅力をじっくりと堪能できる仕上がりになっている。
ヴォーカル・バージョンの参加アーティストの豪華メンツもさることながら、前作の1stからサウンド自体のクオリティが格段に向上している点にも注目。それぞれのバージョンを楽しめる満足度の高い作品だ。
怒涛のライヴ・パフォーマンスでオーディエンスを沸かせまくっている彼らだが、本作を引っ提げてのステージングは更にパワーアップしたものになるであろう。今後、彼らがシーンの中心で飛躍する事は間違いない!
脇田 将行 Standing Drums/Program
石澤 徹 Drums
北海道 旭川市で、それぞれ別のハードコア、エモーショナル・ロックバンドで活動していた二人によって 2005年9月に結成。シーケンス&スタンディング・ドラム+ドラムという構成の異端のユニット。
2006年3月、フジテレビ「FACTORY」にeastern youthの強力な推薦で、eastern youth、ZAZEN BOYSらと出演し反響を呼ぶ。エレクトロニカ/ハードコア/ノイズ/アヴァンギャルド/カオティック/エクスペリメンタル/マスなどに破壊衝動をぶちまけ、様々な印象を与えながら独特のスタイルで孤高の存在感を放つ。
2008年5月,secreta tradesより1st Album「there was no scenery」をリリース。
続いて7月にVAPよりリリースされたeastern youth主催の V.A「極東最前線2」にも参加。
9月には山形で行われたdo itに出演。多数の大物バンドが出演する中、ベスト・アクトの声もあがる程のパフォーマンスを見せ、この評判をきっかけに全国からも注目が集まる様になる。
デジタル・ノイズの轟音やグリッジ、複雑なリズムがカオティックに交差し、ポストロックを遥か彼方へと吹き飛ばしてしまう圧倒的な音の渦…あらゆるジャンルを通過したサウンドは「次世代の…」と言うにはいささか突然変異過ぎるようで、放出される異形の音魂は聞く者を混乱に陥れ、シューゲイザーと同様の快楽的で中毒性の強いウォール・オブ・ノイズにに酔いしれてしまう。クールで研ぎ澄まされたトラックとは対極に、熱ほとばしる刺激的なライヴ・アクトの野蛮性と爆発力は正にハードコア。
HP:http://www.miscorner.net/
Myspace:http://www.myspace.com/miscornercllooqtortion
今回参加して頂いている4人とも僕達の憧れであることは間違いなくて、一緒に作品を作れたということは、ほんの少し前では考えられないくらい凄い事で。。。
最近特に音を触り始める前に頭の中で、無音のショートフィルムの様な映像を想像してストーリー展開をこだわって作り込んでから作業に入るんですけど。今回は特に歌って頂くヴォーカリストを凄く意識して。と、いうか。
歌ってる姿とか表情とか僕の中で勝手に作り込んでからトラックもリズムパタームも練り上げたっていうイメージなんですよね。
それもあって歌入りの曲で僕達の元に戻って来た時なんて、想像してきた映像にようやく色がついた様なそんな感覚で聞き入ってしまっていました。
4人とも僕の頭の中にあるものなんて軽く飛び越えて行きましたけどね!笑
やはり僕達の憧れは、さらに特別な意味を持った憧れになりました。
『view for voices』。僕達にとっては魅力あるヴォーカリスト達の力に負けないようにとたくさんの挑戦を試みた作品であり、僕達だけでやっているインストバージョンも本当に自信作なんですが、歌があることで生まれる相乗効果もとても大きかったと思います。
今回とにかく自信作なのでたくさんの人に聞いて頂きたいです!!
miscorner/c+llooqtortion 脇田将行(Program/Standing Drum)
アーティスト:miscorner/c+llooqtortion (ミスコーナー・ルークトーション)
タイトル:view for voices(ヴュー・フォー・ヴォイシズ)
ジャンル:J-Punk/J-Pop/Electronica
レーベル:SECRETA TRADES(セクレタ・トレイズ)
発売日:2009年10月10日
規格番号:STD-06
フォーマット:CD
定価:1,900円(税抜) 1,995円(税込)
インストゥルメンタル・エレクトロ・ハードコアユニット,ミスコーナー・ルークトーションの約一年半振りとなる新作は、彼らの音楽性に賛同した4人のヴォーカリストが1曲づつコラボレーションしたヴォーカル・バージョンと、別mixのオリジナル・インスト・バージョンを収録したミニ・アルバム!参加アーティストのラインナップは、蛯名啓太(Discharming man)、SEIKI(Naht)、小谷美紗子、五味岳久(lostage) という、センスある音楽ファンのハートをわし掴みする超強力豪華メンツ!
▼トラックリスト
1.Theme Of Discorner/keita ebina×miscorner/c+llooqtortion
2.衛星と太陽/seiki×miscorner/c+llooqtortion
3.KENKASHINAIDE/misako odani×miscorner/c+llooqtortion
4.浸透/takahisa gomi×miscorner/c+llooqtortion
5.this corner
6.Prepared perfect ending
7.beautiful inconvenient
8.Aesthetics of misunderstand
【全8曲収録】