経ナショナル ジオグラフィック社から戦争、貧困、性、女性写真家が世界の“今”を映し出したドキュメンタリー写真集「ウーマン・オブ・ビジョン」が発行された。

本書は、ドキュメンタリー写真の最前線で活躍する「ナショナル ジオグラフィック」の女性写真家がとらえた“地球上でおきている出来事の今”の記録。イエメンの思春期に入る前に結婚させられる少女たち(児童婚)や、アフガニスタンの夫を亡くした女性たちの姿、中国の火薬庫となっているウイグルの様子など、数々の写真が胸に迫るとうな内容。勇敢で才能豊かなナショジオの女性写真家が撮影した地球上の今を、写真とそのエピソードとともに収録している。

本書に収録されている女性写真家11人
■紛争地帯を取材中に暗殺リストに載り、何度も命を狙われた−マギー・スティーバー
■取材対象と3年におよぶ年月をともに暮らした−エリカ・ラーセン
■女性であることをいかして男性の入れない場所を取材する−ジョディ・コッブ
■人が見落とすような自然の美を探す−ダイアン・クック
■取材中に二度も誘拐された−リンジー・アダリオ
■野生動物の保護を訴え、動物を熟知している−ビバリー・ジュベール
■世界の苦しみをあざやかな写真で伝える−ステファニー・シンクレア
■バックパックひとつで身軽に動く、新世代の−キトラ・カハナ
■現場のストーリーをたくみに汲み上げる−エイミー・トンシング
■初の米国大統領専属写真家オカモトの意識を変えた−リン・ジョンソン
■絶妙な距離感で、遠い国の話をいきいきと切り取る−キャロリン・ドレイク

(c) Maggie Steber/National Geographic

ダイアン・クック、レン・ジェンシェル/屋上緑化で賞を獲得した、何千種類もの草木が育つ、米国シカゴ市庁舎。

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(c) Amy Toensing/National Geographic

エイミー・トンシング/大西洋の荒い波に身をゆだねる人々。米国の東海岸にある町オーシャングローブのビーチ。[/twocol_one]

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(c) Stephanie Sinclair/National Geographic

ステファニー・シンクレア/対テロ女性部隊の中尉が女性兵士の兵舎をパトロールする。イエメン、サヌアで2012年撮影。[/twocol_one_last]

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(c) Kitra Cahana/National Geographic

キトラ・カハナ/トランス状態になった男性が燃え盛る薪の束を飛び越える。ベネズエラ北部でおこなわれた儀式の一幕[/twocol_one]

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(c) Maggie Steber/National Geographic

マギー・スティーバー/施設で暮らす写真家の母親、マッジ・ス ティーバー。人生最後の数年間は重い記憶障害に苦しめられた。 アルツハイマー病の患者数は米国で約5000万人にのぼり、65歳以上の人口増加によりさらに増えると予想されている。[/twocol_one_last]

Release Information

「ウーマン・オブ・ビジョン」ナショナル ジオグラフィックの女性写真家
日経ナショナル ジオグラフィック社
定価:¥3,200(税抜)
サイズ:天地228mm×左右228mm
224ページ/ソフトカバー/オールカラー