東京に本格的な国際アニメーション映画祭が誕生!

京国際アニメフェアの一環として始まった<東京アニメアワード>は、アニメーション作品の復興を目的としたコンセプトはそのままに、第13回目となる今年から本格的な国際アニメーション映画祭<東京アニメアワードフェスティバル 2014(TAAF 2014)>として新たに生まれ変わりました。世界よ、これがクールジャパンだ!

本映画祭は、アニメーション産業の発展・振興を目的として、世界の独創性と完成度、メッセージ性の高い優れたアニメーション作品を優れた環境の映画館で上映。開催期間中には、スペシャル上映イベントや授賞式も行われます。その授賞式に向けて、本映画祭の「アニメ オブ ザ イヤー劇場映画部門・テレビ部門」のノミネート作品が決定、発表されました!

アニメ オブ ザ イヤー 劇場映画部門 ノミネート作品紹介

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』
英題:『EVANGELION:3.0 YOU CAN (NOT) REDO.』
原作・脚本・総監督:庵野秀明/公開日:2012.11.17/上映時間:95分

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』および『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は、全4部の長編アニメーション映画。その第1部『:序』(07年)、第2部『:破』(09年)に続く第3部が本作『:Q』である。そして次の第4部『シン・エヴァンゲリオン劇場版』で、シリーズ完結を予定している。この第3部では誰もが予想できなかった斬新な展開を提示しながら、未知なる領域へと突入。ついに真の姿を見せ始めた「新たな物語」が、完結編に向けて動き始める。
©カラー ©Khara

『風立ちぬ』
英題:『THE WIND RISES』
原作・脚本・監督:宮崎駿/公開日:2013.07.20/上映時間:126分

かつて、日本で戦争があった。大正から昭和へ、1920年代の日本は、不景気と貧乏、病気、そして大震災と、まことに生きるのに 辛い時代だった。 そして、日本は戦争へ突入して行った。
時の若者たちは、そんな時代をどう生きたのか? イタリアのカプローニへの時空を超えた尊敬と友情、後に神話と化した零戦の誕生、薄幸の少女菜穂子との出会いと別れ。この映画は、実存の人物、堀越二郎の半生を描くー。
「風立ちぬ」 © 2013 二馬力・GNDHDDTK
The Wind Rises (Kaze Tachinu)© 2013 Nibariki – GNDHDDTK

『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』
英題:『Anohana: The Flower We Saw That Day』
監督:長井龍雪/公開日:2013.08.31/上映時間:99分

宿海仁太(じんたん)、本間芽衣子(めんま)、安城鳴子(あなる)、松雪集(ゆきあつ)、鶴見知利子(つるこ)、久川鉄道(ぽっぽ)の小学生6人組は大の仲良し。いつも“超平和バスターズ”の秘密基地に集まって遊んでいた。めんまが事故で亡くなるまでは……。5年後の夏の終わり、高校1年生になったじんたんの前に成長した姿のめんまが現れる。めんまの姿は仁太にしか見えず、みんなにお願いを叶えて欲しいと言うめんま。めんまの願いをきっかけに、心の痛みを抱えバラバラになっていた5人は互いの想いをぶつけ合い、昔の“みんな”に戻っていく。そして、めんまとの別れ。めんまが”超平和バスターズ”のみんなに残した手紙。あれから1年後、僕達は手紙を手にもう一度秘密基地に集まった。
©ANOHANA PROJECT

『劇場版 銀魂完結篇 万事屋よ永遠なれ』
英題:『Gintama the Final Movie』
監督:藤田陽一/公開:2013.07.06/上映時間:110分

単行本発行部数4400万部を超える、週刊少年ジャンプの看板コミック「銀魂」。抱腹絶倒のギャグと壮絶アクション、そして厚い人情をも詰め込んだ天下無敵の痛快エンターテイメントである。テレビアニメ開始から7年、劇場版としては2作目となる本作は「完結篇」と銘打たれ、満を持して原作者・空知英秋が自らストーリーとキャラクター原案を担当。完結の名に相応しい、過去、現在、そして未来を巡る壮大な大団円(フィナーレ)を描きあげた。
©空知英秋/劇場版銀魂製作委員会
©Hideaki Sorachi/GINTAMA the Movie

『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語』
英題:『Puella Magi Madoka Magica The Movie -Rebellion-』
総監督:新房昭之/公開:2013.10.26/上映時間116分

少女は、自らの願いと引き換えに魔法少女になる。魔法少女たちは、絶望をまき散らす災厄の遣い・魔女と戦い、やがては自らも絶望に沈み、最後には魔女そのものへと変貌してしまう―。永きにわたり繰り返された、希望と絶望を巡る残酷な連鎖は、鹿目まどかの貴い犠牲によって断ち切られ、世界は新しい理へと導かれた。まどかへの想いを果たせぬまま、取り残された魔法少女・暁美ほむらは再編された世界でたったひとりで戦い続ける。その少女の想いは、新たなる物語を紐解くのだった。
©Magica Quartet/Aniplex・Madoka Movie Project Rebellion

アニメ オブ ザ イヤー テレビ部門 ノミネート作品紹介

『宇宙兄弟』
英題:『Space Brothers』/監督:渡辺歩

2006年。南波六太(9歳)と日々人(6歳)の兄弟は、偶然にも月へ向かうUFOを目撃し、その感動から、ある『約束』を交わした。そして2025年。成長した弟・日々人は夢を叶え、宇宙飛行士として有名になっていたが、兄・六太は日々人の悪口を言った上司に頭突きをしてしまい、クビになって落ち込んでいた。そんな六太のもとに、日々人から運命のメールがくる。六太が思い出した、『約束』の内容とは――?
©小山宙哉・講談社/読売テレビ・A-1 Pictures
©Chuya Koyama-Kodansha/YTV-A-1Pictures<
/td>

『進撃の巨人』
英題:『Attack on titan』/監督:荒木哲郎

“巨人がすべてを支配する世界。巨人の餌と化した人類は高さ50メートルの巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略 “を防いでいた・・・。まだ見ぬ壁外の世界を夢見る10歳の少年、エレン・イェーガー。エレンは仮初めの平和に満足し外の世界へ出ることを諦めた人々に違和感を覚える。彼らを「家畜」と呼ぶエレン。エレンを「異物」と感じる人々。だが、壁をも越える超大型巨人の出現により、エレンの「夢」も人々の「平和」も突如として崩れ去ってしまう・・・。
©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
©HK/AOT

アニメ オブ ザ イヤー部門では、上記の以外にも「個人部門」と「アニメファン賞」があり、他部門では、プロ・アマ問わず日本国内で未興行のアニメーション作品を対象とした「コンペティション部門(長編・短編)」、アニメーション業界に貢献した方を顕彰し、先人達の歴史・技術・生き様を伝える「アニメ功労部門」があります。受賞作品の発表は3月22日(土)<東京アニメアワードフェスティバル 2014>授賞式で明らかに。ノミネート作品の多数は、本映画祭の開催中にTOHOシネマズ 日本橋で特別上映も行う予定だそうです。

日本が誇る、話題作・人気作がそろい踏みとなりましたが、どの作品が受賞するでしょうか? 世界中で愛される日本アニメーション文化の祭典に注目です!!!!

Event Information

東京アニメアワードフェスティバル2014
2014.03.20(木)- 03.23(日)
スクリーニング・本審査・特別上映イベント会場:TOHO シネマズ 日本橋
授賞式・レセプション:3月22日(土)東京ビッグサイト レセプションホール
※一般の方は、TOHO シネマズ 日本橋で行われるプログラムのみ参加可能。