2014.11.09（SUN）＠Ba-Tsu Art Gallery
Red Bull Music Academy presents Culture Fair （Day 2）
11月8日（土）、9日（日）の2日間に渡り原宿Ba-Tsu Art Galleryにて開催された＜Culture Fair＞。＜Red Bull Music Academy Tokyo 2014＞の入場無料イベントであり、開かれた雰囲気の中、音楽好きの老若男女で会場は賑わいを見せた。
（photo by Suguru Saito）
（photo by Suguru Saito）
今回の大きな目玉の1つは、全国各地から集結したレコードショップ。1階と2階のフロアで出店が展開され、アナログレコードの他、Tシャツや缶バッジ、トートバッグなどがずらりと並んだ。また会場の外ではドリンクやフードの提供も行われ、多くの来場者がお猪口片手に「酒まる」の振舞う日本酒に舌鼓を打ちつつ、心地好さそうに音楽に身を委ねる。
（photo by Yasuharu Sasaki）
（photo by Suguru Saito）
さらに1階奥のDJブースでは、インターネットラジオdublab.jpの企画が実施。各レコードショップへのインタビューや、参加型ビート製作イベント＜EN Tokyo＞の若きビートメイカー達が＜Culture Fair＞にて販売されたレコードをイベント期間中にサンプリングした音源を流した。ほぼ即興で制作されたとは思えない骨のあるビートに、観客も真剣に聴き入るようであった。
（photo by Yasuharu Sasaki）
中でも特筆すべきプログラムは、2日目に行われたピーター・バラカン×近田春夫の「脱法ラジオ」であろう。脱法ラジオは今年9月よりdublab.jpにて開始した“ロックを語り尽くす”ラジオプログラムであり、RBMAに場を移した今回のテーマは「サイケデリックとは何か」。ザ・バーズから始まりラブ、ジミヘン、日本のザ・モップス、更には自身のバッドトリップ体験に基づく（！？）近田春夫“NASU-KYURI”などの楽曲が、互いのサイケデリック論と共にかけられた。近田の「日本も合法にしちゃえばいいんだよ」発言に会場からどよめきと拍手が起こる中、ドラッグと音楽の深い関係性について歯に布着せず語られた約2時間は、想像以上に脱法感の高いものとなった。
ピーター・バラカン×近田春夫（photo by Yasuharu Sasaki）
そして夜も更け、1階フロアではローラ・J・マーティン、サマー、ダニエル・リマヴェージェによるスペシャル・オーディオ・ラウンジ・ライブが実現。3組共都会の喧騒を忘れさせる幻想的な雰囲気で会場を盛り上げ、2日間に渡るイベントは音楽への愛に包まれたハッピーな空気の中幕を閉じた。
ローラ・J・マーティン（photo by Yasuharu Sasaki）
サマー（photo by Suguru Saito）
ダニエル・リマヴェージェ（photo by Suguru Saito）
（photo by Suguru Saito）
text by Akane Ishida
★＜Red Bull Music Academy presents Culture Fair＞
ライブレコーディングはこちら
Event Information
Red Bull Music Academy presents Scales Of Infinity
2014.11.12（水）＠白寿ホール
OPEN 18:00／START 19:00
ADV ￥2,000円 ※20歳未満入場不可／要写真付身分証
LINE UP：Lubomyr Melnyk、Hildur Guðnadóttir
Red Bull Music Academy presents 1UP: Cart Diggers Live
2014.11.13（木）＠WOMB
OPEN 19:00
ADV ￥1,000 ※20歳未満入場不可／要写真付身分証
LINE UP：Rustie vs Yuzo Koshiro、Oneohtrix Point Never、CHIP TANAKA、DUB-Russell＆（*L_*）＆初音ミク、and more…
Red Bull Music Academy presents Senshyu-Raku
2014.11.14（金）＠Liquidroom
OPEN 24:00
ADV ￥2,000
LINE UP：Carl Craig、Floorplan（a.k.a Robert Hood）、Pépé Bradock、Gerd Janson
