舞台芸術の国際的な祭典、<フェスティバル/トーキョー15(以下、F/T15)>が10月31日(土)に開幕しました! 12月6日(日)までの会期中、演劇作品や舞台芸術を中心に、映像作品、トークなど多彩なプログラムを展開します。1ヶ月以上にわたり開催されるイベントのオープニングを飾ったのは、昨年に引き続き<フェスティバルFUKUSHIMA!@池袋西口公園>。熱気と興奮、そしてどこかユルい空気に包まれたイベント初日の様子をレポートします!

フェスティバルFUKUSHIMA!
2015年10月31日(土)@池袋西口公園

会場に着いてまず目に飛び込んできたのは、地面を覆う巨大な風呂敷のパッチワークと盆おどりのやぐら。いつもはガランとした池袋西口公園が今日はすっかり華やかな祭の舞台に変身していました。

<フェスティバル/トーキョー15>名誉実行委員長である、高野之夫豊島区長が登壇し、「今年で8回目を迎えましたが、年々賑やかになって、街中が劇場のようですね。これからもっと池袋を文化都市にしていきたいと思います。」とコメント。<フェスティバル/トーキョー15>の開幕を、高らかに宣言しました。

池袋西口公園が○○に変身!フェスティバル/トーキョー15開幕 art151105_ft_2

高野之夫豊島区長

その会場に、音楽家の大友良英さん率いる音楽隊のメンバーが入場曲を演奏しながら隊列を組んで入場。ギターにピアニカ、サックス、フルート、クラリネットにトロンボーン、三線、バンジョー、はたまたスコットランドのバグパイプまで、ありとあらゆる楽器を持ったメンバーがステージに着くと、楽譜のないアドリブ演奏がスタート。指揮を執っていた大友良英さんの「じゃあ次、指揮者やりたいひとー」という声でタクトは手から手へ渡り、3歳ほどの男の子が振るタクトにメンバー全員が翻弄される姿に会場からドッと笑いが起こる場面も。

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