絵具のオーソドックスなニュアンスと精緻な筆づかいで描かれる、古着や日常の断片などチルアウト的なヴィジョン。音楽カルチャーをバックボーンのひとつにしている亀井雅文氏が個展<アイがある>を代官山・GALLERY SPEAK FORにて開催。

彼による新感覚の写実的な油彩画は、「GEISAI」での受賞などアート界でも評価を高めてきた。その一方で彼は、独自のアクリル画も追究し展開し始めている。2013年6月の個展でそのアクリル画シリーズを初めて公開し、多くの反響を呼ぶ。本展はそれに続き、さらに広く彼の最新成果を披露するものとなっている。タイトルどおり、多くの絵では目がキーアイコンに用いられ、絵のなかの目でそれを見る者たちの目をつかみつつ、彼の現在へと誘う。大小の描きおろしアクリル画、約30点を展示・販売する他、新作Tシャツやバッグ、マグカップなどのオリジナルアイテムも販売される。

また、初日は亀井雅文の長年の親友でもあるスチャダラパーのBoseを聞き手して招き、ギャラリートークが行われる。本展と併せて要チェックだ。

亀井雅文(アーティスト)

1968年、静岡県生まれ。桑沢デザイン研究所ドレスデザイン科、武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。桑沢在学中にスチャダラパーのオリジナルメンバーとして活動した。また、ナイチョロ亀井として現かせきさいだぁのDJを担当。その後会社勤務を経て、大学で正式に美術を学びアーティストへの途を志す。「GEISAI#14」にて中村ヒロキ賞を受賞。スチャダラパー副読本「余談」の装画を手がけるなど幅広く活動中。最近のおもな個展に「タテ ヨコ ナカミ」(’11年、GALLERY SPEAK FOR)「CAMOかも。」(’13年、富士市 HINA-KAGU)がある。

Release Information

アイがある
2013.12.20(金)〜2014.01.15(水)@代官山・GALLERY SPEAK FOR
OPEN 11:00/CLOSE 19:00
※12月26日~1月4日と1月9日は休廊
※展示作品は全て販売いたします。
※最終日のみ18時までとなりますのでご注意ください。

ギャラリートーク
2013.12.20(金)@代官山・GALLERY SPEAK FOR
START 18:30/FINISH 19:00 
入場無料
LINE UP:作品解説=亀井雅文、聞き手=Bose(スチャダラパー)